予防医学
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理学療法士・作業療法士は病気生成論だけでなく健康生成論について知っておくべきだ!

 こんにちは。作業療法士の「なかの」です。

 あなたはハッピーな人生を歩んでいるだろうか。

 もし、あなたの答えがNOだったとしたら療法士としてその資質が疑われることになるだろう。

 何故ならボク達はクライアントをハッピーにする仕事をしているのだから。

 今回は、クライアントを特に健康面においてハッピーにさせる方法について知っておくべき健康生成論についてお伝えしたいと思う。

予防のベースとなる基本的な2つの知識とは?

 デブのダイエットインストラクター、髪の毛がボサボサの美容師、爪が汚いネイリスト…それぞれを信用できないのと同じで、ボク達はハッピーでなければならない。

 何故ならボク達はクライアントをハッピーにするための仕事に従事しているからだ。

 そして、クライアントをハッピーにするためには知っておかなければいけないことが2つある。

 それは以下の2つだ。

  1. 健康を害する要因を除外する為の知識(疾病生成論)
  2. 健康を保持する要因を促進するための知識(健康生成論)

 これら2つの知識をベースにボク達はクライアントを(特に心身の健康における)予防を支援するのだ。

 しかし、世の中を見回してみると、予防のために食べてはいけないもの、してはいけないことなど、健康を害する要因を除外する方法に関する情報は沢山ある。(似非情報も含めて)

 逆にどうすれば健康を保持できるか?に関する情報が少ない。健康面においてどうすればハッピーでいられるかについてはあまり多く語られていないのが現状だ。

 健康面において、どうすればハッピーでいられるか?について恐らく世界で初めて論じられたのが健康生成論である。

健康生成論とは?

 では、その健康生成論とはどのようなものか。以下に引用する。

 ユダヤ系アメリカ人の健康社会学者アーロン・アントノフスキー(Aaron Antonovsky)が提唱した理論。

 健康生成論では、従来の医学が取ってきた、病気の原因となるもの(=リスクファクター(喫煙、飲酒、肥満など))を解明しそれを取り除くという考え方とは逆に、健康になるための要因(=サリュタリーファクター(適度な運動、良好な人間関係など))を解明し、それを強化するという立場を取る。(引用元:健康を決める力さん)

 別に健康を害する原因を除外する方法論を批判するわけではなく、合わせて考えるべきことだという話である。

 では、具体的には何が健康を保持するための要因となり、どのように促進をすれば良いのだろう。

 アドラー心理学では人のハッピーの要因は以下の通りだと言われている。

  1. 交友関係
  2. 家族関係
  3. 経済状況(収入・財産など)

 これらのバランスが取れていることが、幸せの条件だとしている。

 ボク達はクライアントのこれらの項目も評価し、促進する手助けをしていかなければいけないのだ。

 健康生成論についての詳細は以下の書籍を読んでおくと良いだろう。

健康生成論(サルートジェネシス)の理論と実際―心身医療,メンタルヘルス・ケアにおけるパラダイム転換

健康生成論(サルートジェネシス)の理論と実際―心身医療,メンタルヘルス・ケアにおけるパラダイム転換

まとめ

 健康生成論について、大切だとは知りつつも具体的には知らない人が多いだろう。

 しかし、ボク達はクライアントのハッピーを目的にセラピーを提供するのである。

 物事を一側面からしか捉えられないと、時に大きな間違いを冒すことに繋がるだろう。

 是非とも健康の為のもう一側面も知っておいて欲しいと思う。

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