雑記

理学・作業療法士に男女差による向き・不向き、適正はあるか

 こんにちは。作業療法士の「なかの」です。

 先日、とある療法士志望の女性から進路のことで相談があるとメールが届いた。

 30歳既婚で、あるきっかけから療法士を目指しているが、理学療法士は男性が向いていて、作業療法士は女性が向いているのか?

 女性には理学療法士は大変か?などなどについて質問を受けた。

 個別にボクの考えをお伝えしたが、同じような疑問を持っておられる方もいるかと思い、ブログに綴っておこうと思った次第である。

理学療法士・作業療法士の男女比

 協会のWebサイトを見ると会員の男女比について報告されている。

 まぁ、大半の療法士にとっては想像がつくことかと思うが、理学療法士は男性が多く、作業療法士は女性が多いのが現状である。

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(画像引用元:理学療法士協会50週年特設サイト

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(画像引用元:日本作業療法士協会誌2013年9月号PDFファイル

 会員数が多ければ多いほど、男女差は埋まると思うが、現状の理学療法士協会の男女比を見ても圧倒的に男性が多いことから、今後作業療法士の会員数が増えても、圧倒的に女性が多い現状とは大きく変わらないのではないかと思う。

性差による向き・不向き

 男性と女性の違いによる向き・不向きはあるのか。

 男女で決定的に違うのは筋力や体力だろうか。これは性の違いによる遺伝的違いだから、他の部分の違いに比べて明らかな違いとして出てくる部分だろう。

 じゃあ、理学療法士の方が筋力や体力が必要で、作業療法士の方が必要じゃないか?と言うとそうではないと思う。

 多くの作業療法士も体力が必要とされる。筋力や体力の必要度合いの違いは働く分野によって違いは出てくるものの、職種では違いは出ないとボクは考える。

 なので、性差による向き・不向きの無い職種だと言っても良いのではないかと思っている。

理学療法士・作業療法士に向いている人とは?

 では、どのような人が理学療法士・作業療法士に向いているのか?

 つまり、適正というものはあるのだろうか。

 ボクはこの質問に対し以下のように返答した。

 「理学療法士・作業療法士に限ったことではないが、人と接する、人をサポートする職業全般では、他者の事を自分事として捉える能力が必要だと思います。」

 もちろん、この能力は天性のものではなく訓練可能な後天的な能力だと思うから現状、自分勝手で他人のことなど二の次三の次という人でも学習の過程で身に付けられる能力だと思う。

 だから、養成校の先生や実習でのスーパーバイザーはこの能力を伸ばしてあげられるような指導が必要だろう。

 このような先生やスーパーバイザーに出会えた人はラッキーだろう。ボクはラッキーだったと思う。

まとめ

 ボクは性差による向き・不向きは無いと思っているし、こういう能力を持っている人こそ療法士になってほしいという適正も無いと考える。

 どのような人でも、どのような状況に置かれている人でも、目指したその時点から目指せるのが理学療法士・作業療法士であると確信している。

 だから、何らかの理由があって、療法士という職に付きたいのであれば、その時点から本気で目指せばいい。

 レポート課題が多かったり、一般の大学生に比べ遊んでいる時間が短かったり、ブラック企業のような実習地に当って苦しんだり、国家試験に向けて勉強漬けの日々を送る覚悟ができていれば、どのような人でも目指すことができる。(別にビビらせているわけではないよ。)

 目的が明確であれば、誰でも目指せば理学療法士・作業療法士になれる。しかし、目的が不明確であれば、その過程で淘汰される。ボクの友人も目的が不明確な順番に淘汰された。それが現実である。

 しかも、療法士量産時代においてはその淘汰される割合は今後増えていくだろう。

 量は質に転化するとボクは思っているが、そろそろ量が充分になってきたこの時代において、どんどん質に重きが置かれていく時代へと突入していくだろう。

 ようやく迎えたこの時代にボクは期待している。

理学療法士・作業療法士になる!? (How nual仕事がわかる)

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