雑記

理学療法士・作業療法士を辞めたければ辞めれば良い件

 こんにちは。作業療法士の「なかの」です。

 このブログに「作業療法士 辞めたい」ってキーワードで読んで下さっている方がいらっしゃるようだ。しかもその数が少なくない。

 昨日は特に多かったので、何でかなぁと思っていた。是非そのワードでご訪問くださった方には理由をお聞かせ願いたい次第である。

 そして、もう一つ疑問に思ったのは作業療法士あるいは理学療法士を辞めるってどういう状態を言うのだろう?ということだ。

 そこで、今回は理学療法士・作業療法士を辞めるってどういう事かを考え、またその辞めたいという感情に対してどう取り組むべきかについて考えてみたのでシェアしたいと思う。

理学療法士・作業療法士を辞めるという事

 ボクが考える理学療法士・作業療法士を辞めるということを大きく3つに分けられると思う。それが以下の通り。

  1. 物理的に辞める:免許を必要とする仕事を辞める
  2. 心理的に辞める:理学療法士・作業療法士としての責任を真っ当したくない
  3. 社会的に辞める:免許を返納する(できるか知らないが)、あるいは免許を剥奪される

 これが理学療法士や作業療法士を辞めるという状況である。

 で、恐らく辞めたいと思っている多くの方が1番の物理的に辞めるという状況なのではないかと思う。

 しかしまぁ、色んな「辞めたい」があると思うので、それぞれについての詳細と対策を考えてみよう。

1.物理的に辞めたい

 理学療法士・作業療法士としてではなく、別の職業に付きたいという欲求だろう。

 もし、あなたの辞めたいが物理的に辞めたいなのであれば、辞めればいいと思う。

 クライアントも嫌々リハビリされるのは嫌だろうし、あなた自身も不健全だ。何かやりたいことがあるならそちらに進めばいい。

 ちなみにボクは現在のサロンを開業してからは物理的に作業療法士を辞めている。病院や施設に属していないし、クライアントの家にも訪問しない状態だ。

 辞めたいという欲求は別にダメじゃないし、その方が自分の為にもクライアントの為にも、あるいはまだ見ぬあなたを必要とする誰かの為にもなるなら早いこと辞めた方が良いだろう。

2.心理的に辞めたい

 心理的に辞めたいとは、理学療法士・作業療法士としての責任を真っ当したくない状態である。理学療法士・作業療法士たるもの、クライアントの為に常に技術、知識、人間性を研鑽しなければいけないが、それを放棄したいという状態が心理的に辞めたいということだろう。つまりは、自分を理学療法士や作業療法士と定義することを辞めたいということだ。

 ボクは現在、物理的に作業療法士を辞めているが心理的には辞めていない。自分は作業療法士だと捉えこのブログを書いているし、作業療法士だと思い研修会に参加している。物理的な業務は行っていないが、心は作業療法士なのである。

 しかし、今年に入るまでは心理的にも辞めていた。

 自分は作業療法士であるというセルフイメージを全く持たずに「自分は経営者」とか「自分は整体師」と思って生きていたし、それが必要だと思っていた。が、それではダメだと思って復活した次第だ。

 心理的に辞めたい人は、これもいつでも辞めれば良いと思う。だが、心理的に辞めるとするなら、責任をもって物理的にも辞めて欲しい。

 理学療法士・作業療法士としての責任を放棄している人が、クライアントに対して責任を持てるとは思わないからだ。もしその覚悟があるなら是非辞めるべきだろう。

 しかし、物理的に辞めないのであれば、心理的にも辞めてはいけない。クライアントに対して、最高のサービスを提供できるよう常に精進するという覚悟を持たないといけないだろう。

 心理的に辞めたい人は、「やりがい」とか「生きがい」とかを見失っているのかもしれない。何のために働くのか…?とかだろう。

 もしあなたがそういう状態なら、一度現場から離れてみるのも一つの手だと思う。ボクのように一度現場を離れると、自分の専門性の尊さに気づくし、その専門性を活かして貢献したいという想いが湧いてくるものである。

 現在ボクが心理的に作業療法士に復帰したのは、まさにその貢献の為である。

3.社会的に辞めたい

 社会的に辞めたいって人は恐らく居ないだろう。ボク達の資格には良いのか悪いのか「更新」というものがない。一度もらったらもらいっぱなしである。

 だから、もうボクは作業療法士として働けませんから免許返したいです。理学療法士なんて恥ずかしい免許持っていてたくないから返したいです、なんてことはしないだろう。

 「社会的に辞める」時ってのは強制的に剥奪される時だろう。

 ちょっと前に大分県の作業療法士が浮気相手の女性を殺害したという事件があったが、その人はきっと剥奪されているだろう。

理学療法士・作業療法士資格のメリット

 ボク達の資格は物理的に辞めようが、心理的に辞めようが、社会的に辞めなくても良いという大きなメリットがある資格である。

 作業療法士業務なんて面白く無い、作業療法士でありたくない、これ以上作業療法士として技術・知識を研鑽したくないと思えば物理的に、あるいは心理的に辞めれば良い。

 しかし、社会的に辞めることはない。つまり、いつでも後戻りができるということだ。

 大きな犯罪を犯し、剥奪されない限りはボク達は常に社会的には理学療法士だったり、作業療法士である。

 だから、その資格のメリットを最大限活かして物理的に、心理的に辞てみるというのは悪いことではない。特に新卒でそのまま療法士になった人は他の世界を見ていない。

 他の世界を見るというのも療法士としての深みを増す為には必要なことだとも思う。

 辞めたければ辞めれば良い。そしてもし戻りたければ戻ればいいし、きっと戻ってきた時のあなたの方がよりクライアントに貢献できる療法士になることだろうと思う。

 ボク達が辞める事に勇気は必要ない。それだけの努力を学生時代にしたのだから。

まとめ

 臨床を離れ(物理的に辞め)、作業療法士であることも辞めていた(心理的にも辞めていた)ボクだが、今年になって心理的に復活した。

 すると不思議なもので、物理的にも復活したくなるのだ。笑

 ただし、今は色んな責任があるので病院や施設に戻ることはできない。慢性期でリハビリを終了しているクライアントに整体としてサービスを提供することでその欲求を満たそうかと考えている次第である。

 物理的に辞め、心理的に辞めても、社会的に辞めるわけではない。

 物理的に、心理的に辞めて、もし「戻りたい!」と思ったらそれこそが本当のスタートなのかもしれない。まさに今のボクはようやくスタートラインに立っているような気がする。

 辞めることは悪いことじゃない。外の世界にも楽しいことはあるし、やりがいや生きがいもある。理学療法士・作業療法士が全てじゃない。そういう生き方もいいと思う。

 でももし戻りたいと思ったら、その時はまた一緒に頑張ろう。

 ボクはあなたがどのような生き方を選択したとしても、その選択した先で精一杯人生を満喫してくれたらそれが一番良いことだと思っている。

P.S. ちなみに…

 ボクは現場を離れて良かったと思っている。その理由について別エントリーでまとめているので良かったら併せて読んで頂きたい。

参考エントリー:作業療法士のボクが医療・介護の現場を離れて良かったと思う事3つ

 もちろん、離れて良い事ばかりではなく、後悔している事もあるけど、この内容を知っておけば辞めながらでも対策できると思うよ。

参考エントリー:作業療法士歴10年を過ぎているボクが後悔している3つの事

もし大阪にご在住なら…

 もし大阪にご在住の方が辞めたいと悩んでいたら、職場や働き方を変えるという方法はどうでしょう。

 当社では療法士の登録制度を始めた。良かったら検討してみて欲しい。

参考エントリー:理学・作業療法士でのフリーランスを間違ってませんか?

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