起業・経営

起業・開業できないと思っている理学・作業療法士の思考とは

 当ブログには起業・開業などのキーワードで訪問して下さる方が少なからずいらっしゃる。

 しかし、まだまだボク達の専門性を活かして起業している人は他の業界に比べて少ないのが現状ではないだろうか。

 別に起業することが大切ではないし、サラリーマンセラピストとして生きることがダメなわけではない。

 自分の進みたい道を歩むことが重要である。

 ボクの場合は、これだけ沢山のセラピストが誕生している現状においてクライアントにとってはボクじゃなくても良いのでは?という疑問からサラリーマンとして生きる道を辞めたのにすぎない。

 で、解剖学や運動学といった知識をベースに「予防」というものの大切さを多くの方に伝えることの方にボクの思考が向かったから整体サロンという形で開業したのだ。

 世の中にはボクと同じように整体という分野で開業しているセラピストもボクが独立した2009年時点と比べるとかなり増えたし、訪問リハやデイサービスなどを開業しているセラピストもかなり増えた。

 また、最近の若いセラピスト達は学生の頃から起業や開業を意識して生活している人も増えているようである。

 しかし、現状としては「やりたい!」と思っている人の中にも「でも…」とか「自分には…」とブレーキを踏んでいる人の方が多いだろう。

 そこで、今回は実際に起業や開業する人とそうでない人の思考の差について書きたいと思う。

起業・開業に必要な手続きは小学生でもできる!

 例えば整体院を開業するに必要な手続きなどほとんどない。ボクは個人事業主として行っているので、税務署に開業届を提出し、場所を確保することだけが開業に必要な手続きである。

 法人化するなら、少し手間とお金はかかるが出来ない手続きではない。訪問リハやデイサービスなどは事業所登録もしないといけないが、この手続きもできない人は居ないだろう。

 手続きだけなら小学生でも可能である。

 つまり、起業や開業するというのはとても簡単なことなのだ。

 しかし、「できない」とか「自分には無理」という風に考えてしまうのはその先を考えるからだろう。

 しっかりと稼げるだろうか。お客は集まるだろうか。生きていけるだろうか…。まだ見ぬ不安に苛まれて「やりたい!」という想いがかき消されていってしまうのだ。

 何故、ボク達はまだ見ぬ不安に対して負けてしまうのだろうか。

「できない」と思っている人の頭の中

 できない、無理、と考えてしまう人は何故そのような思考になってしまうのか。逆に起業や開業を実際にしている人は何故この不安に負けず突き進むことができたのだろう。

 答えは、たった一つの思考の違いによって起こっているとボクは考える。

 それは、「できない理由」を考えるからである。

 起業や開業は簡単だと言ったが、それは決して「easy」を意味している理由ではない。「simple」という意味合いにおける簡単なのだ。

 実際にやっていくと困難も訪れるし、試練も多々ある。それはもう、次から次へと訪れる。

 それらに対して「できない理由」を挙げ始めたらキリがない。

 しかし、その困難に立ち向かう人は「できない理由」を考えない。「どうすればできるか?」を考えるのだ。

 つまり、同じ困難に対してもフォーカスのポイントが違うということだ。

 例えば整体院でも「ライバルが多くて集客が少ない」という困難に対して、「ライバルが多いから無理」「安値競争になったら生き残れない」と考えることもできるし、「これらライバルから抜きん出る方法はないか?」「価格を下げずにライバルから顧客を奪う為にはどうすれば良いか?」と考えることもできる。

 実際に行動している人は、どのように行動すべきか?を考えるために「どうすれば達成できるか?」という視点で物事を考えている。

思考を変えるには立ち位置を変えるだけ

 この思考を身につけるのは実は簡単である。

 ボクも昔はできない理由ばかり考えていたからよく分かる。しかし、そんなボクも今ではどうやったらできるか?しか考えていない。

 このように思考を変えることはそんなに難しいことではないのだ。

 ボクが具体的にどのようにして、このように思考を変えることができるようになったかはあまり覚えていない。恐らく実際に開業して多くの問題を抱え、それでも家族を守らなければいけないという想いから自然と身についたように思う。

 しかし、実地訓練以外にも「できない理由を考える思考」から「できる方法を見つける思考」へ変えることはとっても簡単だ。

 以下に手順を書いておこう。

  1. 何かしらの問題を付箋に書き、机の上に置く。
  2. その問題に対して考える。(恐らくできない理由が出てくる)
  3. 椅子の位置を変えて座り直す。
  4. もう一度、その問題に対して(別の)考えを出す。
  5. 更に座る位置を変えて考える。

 これを繰り返せば、必ず「できない理由を見つける思考」から「できる方法を見つける思考」へと変わっていく。

 文字通り「立ち位置」を変えると思考も変わる。思考とは「今この瞬間、この場所で起こった脳内の働き」であるから「時と場所」が変われば変わるのである。

 ただ、「できない理由を考える癖」がついてしまっているもんだから同じ経路を辿りやすくなっているだけである。だから、その経路を使わないような物理的変化を付けてやれば意外に思考が変わるのは早いのだ。

まとめ

 人は成人までに20万回否定されて育つと言われている。何故ならそのマイナス思考こそ安全だからだ。人はぬるま湯から出たくない生き物である。ぬるま湯に浸かることこそホメオスタシスの一番の仕事だからだ。

 毎日息をして、まばたきをして、つばを飲む。無意識的に姿勢を保持し生きることができるのはホメオスタシスの働きがあるからだ。多くの人は行き慣れた場所に「気がついたら到着していた」という経験があるだろう。これもホメオスタシスの働きである。

 ボク達は慣れたことを繰り返す。何故ならそれが安全だからだ。

 しかし、だからといって普段しないことができないわけではない。やればできる。当然だ。

 できない理由を考える思考からできる方法を見つける思考へと変えていくのは立ち位置を変えるだけである。立ち位置が変われば視野が変わる。視野が変われば思考も変えやすくなるのだ。

 もし、起業・開業したいが自分には無理とか思ってしまう人には試して欲しいと思う。

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