雑記

理学療法実習中の学生が自殺した事件を受けて考えたこと

 理学療法士や作業療法士が沢山シェアしていたので以下の様なサイトがあるのを知った。

理学療法士学生の実習問題を問う

 他にも「リハビリ実習で自殺 病院、学院に賠償命令 地裁」など、報道されたものや、されてないものを含めて少なからず実習生が自殺するという事案はあるようだ。

 今回は、こういう事実があることを受けて、ボクが個人的に思うことを書いてみたい。

自殺の前触れについて

 自殺の直前に自殺者に何が起こっているかご存知だろうか。

 自殺する9割に何かしらの精神疾患に罹患しているというデータをWHOが発表している。(参考エントリー:自殺前に9割の人が何らかの精神疾患を抱えている! 最も重要な自殺予防とは?

 どれだけ辛いことが合っても通常の精神状態であれば自殺には踏み切らないものである。

 周囲への迷惑や悲しみを考えれば当然だ。

 それでも自殺に至ってしまう精神状態なのだ。完全に理性がきいていない状態である。

 つまり実習生の自殺は、周りに多々いる医療従事者が彼らの精神異常に気付かず(あるいは気付いていても問題視せず)に関わり続けたということになる。

実習生の自殺の問題点

 実習生が自殺するということは、周囲の医療従事者が自殺した彼らの問題を無視した結果起こった悲劇である。

 実習地の問題、担当スーパーバイザーの問題、学校の問題、もしくは家庭の問題など色々あるだろう。

 しかし、ボクは問題はそれだけではないと考える。

 何故なら、医療従事者にとって一番大切な仕事は「リスク管理」だからである。

 精神に異常を来している実習生が、クライアントの評価・治療を行うリスクを放置していたことになるからだ。

 これはパワハラとか、色々言う前に「職務規定」とか「職業倫理」とかの問題である。

 そんなセラピストや、医療従事者がいる病院・施設であることが大きな問題だと思う。

セラピストの倫理観について

 ケアマネージャーが担当ケースの財布を盗ったり、作業療法士が愛人を殺害したりと、医療・福祉従事者だからといって人間ができているわけではない。

 これは学校の先生や医者、政治家、役所職員、警察などにおいても同様である。

 人を助ける仕事をしているからといって人間ができているわけではない。

 面接でその人の人間性の全てはわからないだろうし、一緒に働いていてもわからない場合もあるだろう。

 犯罪者の周囲の人へのインタビューで、「まさかあの人が…」ということがあるように周囲にいる身近な人間にも分からない人間性ってのは実際あるだろう。

 ボク達は自身がセラピストとしての倫理観を高めていく必要もあるし、同僚の倫理観についても厳しい目でチェックしていかなければいけないのではないだろうか。

実習生がパワハラに合っていると思ったら通報しよう

 学生の学校、職場の上司、直接本人に言えるなら本人に、あなたがやっていることはパワハラだとしっかり伝えてあげよう。

 人は自分ができていないことに目はつかないが、他人が出来ていない事には目につくという良くも悪くもある特徴がある。

 同僚がパワハラの加害者になっているとするならば、あなたが止めるべきである。

 何故なら、それはそのままクライアントの為になるはずだからだ。

 パワハラを行っている同僚が、加害者にならないために、実習生が死なないために、クライアントが事故に合わないためにも同僚に対して厳しい目を向けていかなければならないのではないだろうか。

まとめ

 ボクのブログにも毎日、何人かが「理学療法 実習 自殺」というキーワードで検索して見に来てくださっている。

 それだけ、知っている人は知っている事件なのだろう。

 これから理学療法士、作業療法士を目指そうとしている人や、現在理学療法士、作業療法士の養成校に通っている学生にも気になる点だろう。

 しかし、理学療法士・作業療法士にとっても同僚が犯罪者になるという意味ではもっとシビアに捉えなければいけない事件だと思う。

 ボク達自身はしっかりと自分を律し、自分を客観的に捉え、且つ同僚にも厳しい目でチェックするという目を見なければいけない。

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