卒後教育
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新人教育プログラムを受けていない作業療法士が、現職者共通研修を受けて思った事

 生活行為向上マネジメントの概論Ⅰを受けた話は、前のエントリーで述べた通りである。(参考エントリー:学生に馬鹿にされたくない作業療法士はそろそろ本気で生活行為向上マネジメントを学ぶべきだ!

 で、何故ボクがそんな研修を受けたかというと、現職者共通研修4コマの後の5コマ目に設定されていたからである。

 90分終わりが遅くなるが、場所を移動しなくても勉強できるならありがたいと5コマ目まで受けた次第だ。

 と、それはさておき、最初の4コマは現職者共通研修を受けていた。ボクは新人教育プログラム時代の作業療法士だが、未だかつて一度も受けたことがない。

 昨日の某講義で「今まで学会発表したことがある人?」と問われてボクは手を上げた。OT学会で二度ほど発表の経験があるからだ。だが、普通新人で発表経験のある人は殆ど居ない。ボクが新人じゃないのに現職者共通研修を受けに来ていることがバレた瞬間だった。恥ずかしい…。

 さて、国家試験合格後10年以上経過したボクが現職者共通研修を受けて思ったことをシェアしようと思う。

会場は母校w

 昨日の研修の会場はボクが卒業した専門学校(後に大学へ変わった)で行われた。んで、講師にはボクが身体障害分野の作業療法を学んだ先生も講師として参加されていた。

 懐かしかったが、彼の第一声は「何しに来たん??」である。笑

 そうだろう。国家試験合格後10年以上経過したボクがこの研修に何の御用ですか?って話である。

現職者共通研修を受ける価値とは?

 ボクは一番前の席に座っても躊躇せず寝るという能力を持っている。

 で、それはボクが悪いとは思っていない。眠らせない講義をするのが講師の勤めだと思っているからだ。

 ボクが講師をして、真ん前の受講者が寝ていたらボクは反省する。仮に昼食後すぐの講義だとしても面白ければ受講者は眠らないからだ。

 結論から言うと、寝た講義もあれば、真剣に耳を傾けた講義もあった。

 その差を検証して現職者共通研修を受ける価値がどこにあるかを見出したのでお伝えしようと思う。また、これは現職者共通研修の講師をする方にとっても参考になる話だと思うので是非受講者のために工夫してほしい。

1.教科書に書いている話は入りません

 教科書や、雑誌、協会配布物、また政府の発表などWeb上に掲載されている情報をボクは求めていない。

 ボクが起業当時多く参加した経営やマーケティング関連セミナーに関しても同じことが言えた。本に書いている事を説明するだけの講師がメチャメチャ多い。

 申し訳ないが、不必要だ。ボクは文字が読めるから。講師は臨床での経験や、未発表の研究資料に関して教えて欲しい。

 無料の講習会ならいざしらず、例え1円でも有料の講習会にするなら、お金で解決する情報提供はしないで頂きたい。今回、教科書で学べない情報を提供してくれたのは1人だけだった。

2.喋りの上手い講師に当たればラッキー

 内容に関わらず、喋りの上手い・下手は受講者の聞き方を変える。

 仮に教科書に載っている内容であっても、喋り方次第では受講者の満足度は上がる。また、逆に教科書に載っていない内容であっても喋り方が下手くそであれば価値は下がる。

 講義が下手くそな講師に現職者共通研修を任せるべきではない。

 知識は基本であり、作業療法士なら誰でも知っている内容だろう。だからこそ、知識が豊富な作業療法士ではなく、喋り方が上手い作業療法士を講師として採用すべきだろう。

 はーい!ボク、中々やりまっせ!笑 でも、他者からも認められるまで下積みやると決めています。笑

まとめ

 現職者共通研修を受けて思ったこと。それは全く無駄ではないということ。

 4コマ受ければまともな講師が1人は居るということがわかった。25%の確率だから中々のものである。

 ボクは色んなセミナーに出尽くしているからわかるが、1日のセミナーで1つでも学べる内容があったらラッキーだと思う。先ほど述べたように、大半が教科書など概出の情報だからだ。

 25%の確率で今まで知らなかった情報を、しかも安価で学べるのは現職者共通研修の価値だろう。

 しかし、認定作業療法士の条件にいれるのはどうだろう。

 「必修」とは協会や国のエゴだと思っている。「選択」科目としての現在の現職者共通研修はありだろう。人気講師のコマだけ人が溢れるかもしれないが、それが講師のレベルアップに繋がるだろうからそれもまた良しである。

 受けなくても認定作業療法士になれるシステムを作ることは個人的に今後の課題だと思う。

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