予防医学
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若年性認知症の重症化予防の為に理学療法士・作業療法士ができる事とは?

 京都府が若年性認知症患者を支援する電話相談窓口を作ったというニュースがあった。(参考:若年性認知症、うつ病と勘違いし重症化も…早期発見目指し電話相談

 ニュースには以下のように紹介されている。

 若年性認知症は、症状の進行が早いとされるものの、更年期障害や鬱うつ病などと勘違いされやすく、重度化して初めて病気に気づくケースが目立つ

 確かに分かりにくいだろうなぁと思う。厚生労働省の調べによると、うつ病患者の受診率は低く、現在分かっているうつ病患者数以上の患者が潜在的にいると考えられている。

 「うつかなぁ…」と思いながらも、受診しないでいるうちにどんどん症状が進行し、重症化して初めて受診すると若年性認知症だとされるのだ。

 このような現状に対し、ボク達はどのような介入ができるだろうか。

コンビニ介護ならぬ、コンビニ・リハってどう?

 先日ローソンが新事業としてコンビニで介護相談を受けられる仕組みを発表した。(参考:ローソンが「介護コンビニ」 ケアマネ配置し高齢者支援

 これのリハビリテーションバージョンってどうだろう。もちろん、医師不足の昨今医師の常駐は難しいだろうが保健師や栄養士などと共同で健康相談や、コンビニに訪れる客の健康チェックなどもできたら面白く無いだろうか。

 杖をついて歩いている人の歩行チェック、来る頻度や買い物状況から認知レベルのチェック、表情や言葉の受け答えから精神状態のチェック、あるいは萬屋的に健康相談を受けるブースを作るなどである。

 こういうのができたら若年性認知症の重症化予防にも、それ以外の病気予防にも貢献できるのではないだろうか。

産業カウンセラーならぬ、産業リハってどう?

 これは一部取り入れられているところがあると思う。理学療法士・作業療法士が企業に所属し、福利厚生の一貫として社員の健康状態を管理するというものである。

 企業にとって社員の健康は重要なポイントである。特にメンタルヘルス面においては、どの企業においても重要視されはじめている。

 ここにボク達が介入することにより、うつ病予防、健康増進、もちろん若年性認知症の早期発見などにも役立てそうである。

 もちろん、これにはボク達個人の力ではなく協会を含めた大きなムーブメントとして動かなければ普及することはないだろうが、ボク達の専門性を発揮することにより、こういう社会問題に対策できるのではないだろうか。

まとめ

 少々現実的ではない話だったかもしれない。しかし非現実的でもないはずである。

 ボク達の専門性を発揮することで、これからの社会では大きな貢献ができるだろう。

 しかし、その為にもボク達はより専門性を高め、発信し、認知度と社会的地位を上げていかなければならないだろう。

 一人ひとりの力は及ばなくても、一丸となって取り組めば可能な対策だと思っている。

 これからの時代、ボク達は「予防」というものを意識した取り組みが必要とされるようになるだろう。

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