雑記
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日本の補装具における概念が根底から覆されそうなニュースを信州大が発表

 先日『歩行訓練、アシモの技術がお助け ホンダ、病院など向け』というニュースが発表された。

 アシモはご存知の方も多いかもしれないが二足歩行ロボットである。アシモ開発時には人の二足歩行を再現するのに苦労をして、そのポイントは重心移動だったという逸話を聞いたことがある。

 で、その開発技術を活かして、歩行アシストの機械が開発されたのだ。(写真引用元:apitalさん)

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 上の記事によると、以下のように説明されている。

 内蔵のセンサーが股関節の動きを検知し、足を前に出したり後ろに引いたりする動きをモーターで助けるしくみだ。

 これは果たして我々が提供するリハビリテーションにおいて有効な補助具と成りうるのだろうか?

 運動学習という視点であれば恐らく効果的とは言いづらい。しかし、補装具という観点から言えば成り立つだろう。

 ボクは卒論や作業療法学会の口述発表で合計3回補装具関連の研究をし発表したくらい補装具マニアなのである。笑

 そのボクから言わせると、補装具の一番の問題は「見た目」だと思っている。残念ながら、ホンダの開発した歩行アシスト製品はブサイクすぎる。

 しかし、そんな中信州大が従来ではありえない補装具の発表を行った。

体内埋め込み型の歩行支援装置、5年後の実用化目指す

 元ネタはこれ。『体内埋め込み型の歩行支援装置、5年後の実用化目指す

 以下、ニュース内容を引用する。

 信州大(本部・松本市)は、高齢者など歩行に障害がある人向けに、体内埋め込み型の歩行支援装置の開発に乗り出した。5年後をめどに試作品の製作を目指す。

中略

 同大先鋭領域融合研究群バイオメディカル研究所の斎藤直人所長は「成功すれば、障害がある人にとっての恩恵は計り知れない。意義あるプロジェクトだ」としている。

 詳細が説明されていないので、どのような形になるかは不明だが所長がおっしゃっているように成功すれば、障害がある人にとっての恩恵は計り知れない。

 もちろん、これも歩行支援装置であり、歩行促通装置ではないから補装具である。恐らく運動学習的にも効果ないのであくまで支援装置。

 しかし、機能的に歩行困難な患者が歩行可能になる可能性を考えると未来は明るい。

 もし、これが歩行だけじゃなくて体全体に使えるようになったら理学療法士は要らなくなってしまうかもしれない。

 喜びと同時に危機感を覚える。

まとめ

 最後は飛躍させたが、技術が進歩してもボク達の必要性は変わりなく有る。それは間違いない。しかし、ボク達がその必要性を証明していかなければ不要な職種とされる可能性もあるだろう。

 だから、ボク達はこれら技術革新を喜ぶと同時に、更に自分たちの必要性、重要性を認めさせる為の活動を行っていかなければならない。

 リハビリテーションは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士だけのものではない。

 クライアントを取り巻くすべての人がリハビリテーションを行う。もちろん、技術者もしかりだ。

 ボク達は同じリハビリテーション関連職種として、自分たちの技術向上に取り組むべきだろう。

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