雑記

代わりの利かない理学・作業療法士になる為の考え方

 このブログを立ち上げて間もなく6ヶ月になろうとしている。

 本格的に書き始めてからはまだ3ヶ月ではあるが、多くの方に読んでいただき、最近ではTwitterやfacebookを通じてご連絡も頂いたりして喜びと同時に、更に読者の役に立てる文章を書こうと心新たにしている今日このごろである。

 さて、世間では東京オリンピックのロゴをデザインしている某デザイナーが世間を賑わしている。

 いわゆる「著作権」に関する問題だ。

 この問題事態は、我々にとって大きな関わりはないが、ボクのようにブログを運営していると少なからず知っておかなければいけない。先日ボクの整体サロンの方のブログの画像が盗用されており一悶着あったところである。

 最近はブログをやっているセラピストも増えているから「著作権」については正しく理解しておく方が良いだろう。

 で、別に今日は著作権の話がしたかったわけではない。

 某デザイナーが世の中を騒がせているが、問題は「盗用」なのか「似ている」だけなのか?という話で、今回の特にサントリーのキャンペーンバッグにおけるデザインは限りなく「盗用」が疑われるので問題になっている。

 しかし、デザイン業界において完全なるオリジナルは存在しないとも言える。デザインは芸術ではない。デザイナーは数多くのデザインを見て育つから、完全ゼロベースで発想することなどほぼ不可能なのだ。何かしら影響を受けていてもおかしくない。

 しかも、数多くのデザインが毎日のように生まれているわけだから、シンプルになればなるほど似ていることは当たり前なのだ。

 前置きが長くなったが、ボク達が行う治療法についてもデザインと同様のことが言える。

 今あなたが行っている治療法に〇〇法とか〇〇式なんて名前が付いているかもしれないし、そうでないかもしれない。しかし、そうでない場合も何かしらの影響を受けて今の治療法があるだろう。

 治療とは、様々な既存の治療法の上に成り立っているのだ。

代わりの利かないセラピストになる為に知っておくべき事

 ボク達が代わりの利かないセラピストになる為に治療技術向上というのは一つのポイントだと思う。

 ボク達がスキルアップをし、代わりの利かないセラピストになる為にはどのような事を知っておかなければいけないのだろうか。

 治療法は、芸術のように発想の上に成り立つものではない。だから、ベースとしての基礎を築かなくてはいけない。

 ボバース法はエビデンスレベルが低い研究でしか証明されていないとか、時代遅れとか言う前に知ることが重要だということである。

 『ボバース法やPNFの神経促通手技が今も残り、流行っている理由』に書いたように、ボバース法やPNFが今も残り、流行っている理由は、治療法としての基礎があり、時代と共に変化(肉付け)されてきたからである。

 AとBとCのデザインから生まれたDというデザインはAともBともCとも似ているがオリジナルである。

 ボク達も行う治療の技術を磨くためにはベースとなる情報を蓄える必要がある。だから、ボバース法もPNFも認知神経リハもMOHOも知っておくに越したことはない。

 スキルアップとは、テクニックを学び、上手になることも1つだが、自分が患者に提供する治療の基礎を数多く知っておく事も非常に重要なのだ。

セラピスト業界を覗いてみて思うこと

 ボクはセラピストに復帰して3ヶ月だ。それまでは自分が作業療法士であるというセルフイメージではなく、整体師であるというセルフイメージで仕事してきた。協会からも退会していたし、セラピスト業界がどのようになっているかを見ていなかった。

 3ヶ月前から復帰して思ったことは、昔に比べて「やけにテクニック向上系セミナーが増えた」ということである。

 昔はこんなに無かった。しかも、講師が無名のセラピストである場合も少なくない。しかし、それがどうやらそれなりに人気のようだ。

 「明日から使える」とか「治せるセラピストになる為に」とか「疼痛治療に悩まなくて良くなる」的な結構「煽り」を効かせたキャッチコピーで集客しているから純真無垢なセラピストはついつい乗っかってしまうのだろう。

 もちろん悪いわけではない。乗っかってしまった船が難破船である場合はヤバイが、テクニックを磨く事も重要だから悪くない。

 だが、治療技術を高める為には多くの種類の基礎を学ぶことが重要であるのは先ほど述べた通りである。

 このエントリーを1つの事に注力して頑張っているセラピストが見たら、あれもこれも手を出しすぎて、どれも身につかないパターンだと言われるかもしれないが、ボクが提案するスキルアップ法はそういう事ももちろん起こりうる。

 しかし、自分がしっかりと取り組み、1つ1つを自分の血とし肉としていけば、あなたのオリジナルの代わりの利かない治療ができるようになるだろう。

 ボクは離れていた数年間の穴を埋めるために今様々な治療法の勉強会やセミナーに参加している。そして、その1つ1つを自分の血とし、肉とする為、日々の施術の中に取り入れていっている。一朝一夕で身につくわけではないが、この習慣を10年続けていけば確実に成長するだろうとボクは確信している。

まとめ

 代わりの利かないセラピストになるためにはベースとなる情報の質と量を高めることから始まる。

 他にはないデザインというのが、多くの情報から出来上がっているのと同様に、代わりの利かないセラピストになるためには多くの情報が必要である。

 時間もお金もかかるが、代わりの利かないセラピストになる為において、ボクはその努力は惜しむべきではないし、1つに固執すべきではないと思っている。(※もちろん、ある一定期間固執することはテクニックを高めるために重要だ。)

 研究業に身を捧げるのであれば別だが、治療者として代わりの利かない自分というのを作りたければ、今回の内容は役に立つのではないかと思っている。

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