心理・コミュニケーション
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ディズニーオンアイスから学ぶ理学療法士・作業療法士のあり方

 先日、ディズニーオンアイスを鑑賞してきた。

 ボクは別にミッキーを見ても「キャ~!」とか言って手を振るタイプでもないし、そこまで熱狂的なファンでもない。

 家族で一番テンションが上がっていたのは妻である。

 しかし、そんなファンでもないボクが来年のディズニーオンアイスも見に行きたいと思ってしまうのだ。しかも、今回ボクたちはスタンド席での鑑賞だったが、鑑賞者には先行予約特典が付いていて、アリーナ席が確保されるのだ。

 これはマーケティング的にうまい戦法だなぁと思う。しかし、興味がなければ一年も前に、来年の予定を決めたりしはしない。何が起こるかなんてわからないからだ。でも、予約することになるだろう。

 今回は、何故ファンでもないボクが、来年の予約をしてしまうのか?について分析すると理学療法士・作業療法士のあり方がどうあるべきか?が見えてきたのでシェアしたいと思う。

パフォーマンスが一流

 まさかディズニーオンアイスで3回転ジャンプが見れるとは思っていなかった。

 もちろん、飛べる人は男性だけで限られているが2回ほど披露されていたように思う。

 女性のスケーターも、着ぐるみを着たスケーターも2回転ジャンプは難なくこなしていた。これはとんでもない事だとボクは感じた。

 通常オリンピックや世界フィギュアなんかを見ていると、男子は4回転、女子は3回転-3回転や、3回転半を決める所が勝負の分かれ道になってくる。

 しかし、これらは世界でも一握りの選手にしかできないトンデモ技だということをボク達は知らない。

 日本で3回転ジャンプを飛べる女子は恐らく数えるほどだろう。2回転でも国内では優秀な方だと思う。

 そのレベルのスケーターがディズニーオンアイスで滑っているのである。

 これは国内のスケートイベントでは恐らく最高峰のパフォーマンスだろう。しかも、ボク達が知っているディズニーのアニメのストーリーに合わせたミュージカル風のパフォーマンスだ。ただ単に飛んで跳ねて、回っているだけではない。

 このパフォーマンスの高さを肌で感じると又行きたくなるのだ。

理学療法士・作業療法士業界に置き換えてみる

 では、ボク達はパフォーマンスで患者を魅了しているだろうか。

 ボク達におけるパフォーマンスとは、治療効果である。もっと言うならば目に見えて分かる効果だ。

 『理学療法・作業療法前後に行うべきたった1つの当たり前の事』でも書いたが、ボク達は必ず効果判定をしなければならない。

 もちろん、セラピストの頭の中ではやっているだろう。(た、たぶん、やってるよね??)

 だが、それでは患者は今日の治療に意味があったのかどうか、効果があったのかどうか?は分からない。

 ボク達はそれを1つのパフォーマンスとして患者に提供する必要があるだろう。

 このパフォーマンスの有無によって患者の次回リハビリの意欲が変わってくる。強いてはリハビリテーション効果にも関わってくるだろう。

 患者が能動的に取り組むリハビリテーションと、受動的に受けるリハビリテーションでその効果が違うのは当然である。

 ボクは今回、能動的にディズニーオンアイスの来年の予約をとった。多分、今年以上に意欲的に鑑賞するだろう。

 リハビリテーションを受ける患者に次回を受けないという選択肢は残念ながら用意されていないし、担当を変えるという権限も与えられていないケースが大半だろう。

 だから、どんどんと「やらされてる感」が増し、治療効果も上げられないくなっていくのだ。

 我々は患者に最高のパフォーマンスを提供し、次回のリハビリテーションを能動的に参加させる必要があるのだ。

まとめ

 パフォーマンスというと聞こえが悪いかもしれない。ボク達が提供しているのはそんなものじゃないと。しかし、そのパフォーマンスが無いせいで患者のリハビリテーションへの参加意欲が下がっている事を否定できる人は居ないのではないだろうか。

 ボクはパフォーマンスも1つの治療技術だと思っている。

 効果を実感させるトーク力もパフォーマンスの一部だ。僅かな変化をちゃんとした変化として患者に捉えさせることが、最終的に患者のメリットに繋がると信じているからだ。(※もちろん、嘘はダメだよ!)

 ボク達は患者に感動を与えるパフォーマンスをできているだろうか。今一度自問してみて欲しい。

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