卒後教育

新人理学療法士・作業療法士が本気で学ぶべき3つの事とは?

 ボクは資格を取得してから10年以上経過しているが、臨床の現場で正職員として働いたのは2年ほどである。

 起業してから、掛け持ちで訪問リハビリや老健でのパートをしていたのが約2年。だから、実質4年である。

 ボクは作業療法士としてはペラッペラのペーペーで、けど現状の予防業界を見ているとヤバイと思い、もっとPT、OTが参入してきてくれたらいいなぁという願望から、こうやってセラピスト向けのブログを始めた次第だ。

 もちろん、臨床経験は少ないが、この間ずっと人の心と身体のケアという分野に身をおいていた。だから、ボクの経験は今後も生きるし、役立ててくれるセラピストがいると思っているから、このブログを書いている。

 でも、もちろんペーペーのボクでは至らない点も沢山あるので、それを取り戻そうと今必死に勉強している。

 で、そのボクが勉強している内容だが、これはそのまま新人セラピストが勉強するアイデアにもなると思う。ある意味ボクが新人セラピストだからだ。

 もしこれからどんどん成長していきたいセラピストが居たら参考にして欲しいと思う。

本気で学ぶべきことは3つで良い

 3つと言っても3科目という意味ではない。『理学療法・作業療法学生が本気で学ぶべき3つの学問とは?』では学生時代に学んでおくべき科目を書いたが、今回の3つというのはカテゴリーである。

 以下にご紹介したいと思う。

英語

 何と言ってもボクが今一番困難を極めているのが英語である。

 中学時代、ボクは英語を使う仕事になんて一生つかない!といって放棄した。それ以来、英語の成績は…だ。

 養成校時代にならった筋肉や、用語の単語はひと通り頭に入っているが、その程度である。

 臨床において英語を直接必要とするシーンは少ないかもしれない。だが、『英語のできる理学療法士・作業療法士が一歩先を進める理由』でも書いたようにボク達の周りには英語がつきまとう。

 そして、その英語ができるセラピストの方が間違いなく早く成長できる。収集する情報の幅が広がるからだ。

 また、ボクは現在大学院も目指そうとしているが、試験に英語がある…。今のままでは到底合格することはできないだろう。

 大学院へ行くにも、まず英語が必要なのだ。

基礎学問

 基礎といっても幅が広いが、今後どれだけ科学が進歩したとしても変わらない事全般と定義してみよう。

 人体の構造や、基礎理論などは恐らく変わらない。運動や生体力学的な所もだいぶ分かってきている。

 認知神経リハビリテーションなどで知られているが、脳の機能・構造に関する研究も随分進化した。

 こういった、ボク達に関連する基礎学問はしっかり抑えておこう。

 特に解剖学は重要である。この前買った本は中々復習するのに使えたからオススメである。

ネッター解剖学アトラス 原書第5版

ネッター解剖学アトラス 原書第5版

 運動学習や、運動制御に関してはまだまだ進化を続けている途中ではあるが、その基礎をないがしろにして新しい理論が出てきているわけではない。これらも基礎として捉え勉強することをオススメする。

運動学習理論に基づくリハビリテーションの実践

運動学習理論に基づくリハビリテーションの実践

モーターコントロール―運動制御の理論から臨床実践へ

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 これら基礎の上でボク達の臨床は展開されている。

 効果を上げられないことに悩み、手技や治療法のセミナーにでかけたくなる気持ちをとても良くわかるが、それら治療法もこういった基礎の上になりたっていることを覚えていて欲しい。

 そして、私事ではあるが、ボクは今年から作業療法協会の現職者共通研修会(旧 新人教育プログラム)に参加し、5年以内に認定作業療法士になろうと思っている。また、この間、できれば5年以内に大学院も卒業し、博士課程にも進もうと目論んでいる。

 これもボクが10年間の空白を埋めるために必要なことかなぁ、そして作業療法士にとっての基礎かなぁと思っての行動である。

最新情報

 基礎は重要であるが、最新情報も重要である。

 某研修会にて聞いた話ではあるが、年間発表される医療系論文が200万件で、2年以内に20%、1年以内に15%、発表時点で7%、既に結果が覆されていると言う話である。

 これには驚きであるが、現代の科学技術の進歩を考えれば当然かもしれない。STAP細胞は残念だったが、IPS細胞などは実用化に向けて着々と進んでいるし、心筋シートや人工心臓など、マンガの中の話も現実化しつつある。

 だから、ボク達は患者に対して、より最新の情報をベースに接していくべきだし、常にその更新作業を怠ってはいけないと思う。

 で、その最新情報を得ようと思うと、やっぱり英語が必要になってくるのだ…。

 現状、英語ができない方は英語のできる方と繋がっておこう。

まとめ

 新人理学療法士・作業療法士の為に、ボクがやっている勉強法を書いたが、もしかしたら10年選手でもドキッとされる方が多いのかもしれない。

 特に英語は全くという方は多いし、旧新人教育プログラムも終了していないという方も多々いる。

 それでも生き残れる業界だし、英語ができずに、新人教育プログラムを受けなくても優れている人はいるかもしれない。

 だが、ボクは今後の業界を変えていくためにも、英語・基礎・最新情報は絶対におさえておいた方が良いところだと思っている。

 是非、共に頑張ろう。

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