雑記
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整体している作業療法士が気付いていて、臨床療法士が気付いていない事

 ボクは整体という療法士の中では少数派の選択をしている。

 整体院を開業する前も、普通の療法士とは違う道を選んでいて、まともに臨床を経験したのは最初の2年だけである。

 つまり、ボクは療法士としての経験値は2年である。資格をとって毛が生えたレベル。苦笑

 だが、こんなブログを書いて偉そうにしている。笑 それはそれで勉強になっていたのだろう。だが、ボクはあなた方にコンプレックスを抱いている。ボクが経験しなかった10年間をあなた方は経験しているからだ。

 で、ボクはその軽検差は埋められないと思い込んでいたが、最近そうでもないんじゃないか?と思い直して、一から作業療法士をやろうと決め、行動している。

 さて、そんなボクのコンプレックスは置いておきここではボクならではの話を書くことにしよう。

 ボクが療法士として整体をしていることのアドバンテージも実はあったのだ。障害者ではなく、健常者を相手にすることのメリット。それは、健常者を理解することに繋がっていたのだ。

セラピストは障害者を理解するが、健常者の身体を理解していない

 あなたは健常者の動作分析をしたことがあるだろうか。

 街を歩いていて、障害者並みの歩容や姿勢をしている人には目が止まるだろうが、一般的に普通と思われそうな人を注意深くみることなないと思う。

 しかし、それは療法士として致命的な欠陥となっていることにあなたは気付いていないだろう。

 健常VS障害とすると、何かダメな気がするから表現を変えたいと思う。健常とは何か。

 健常とは、全人類の9割が当てはまる範囲に入る事だとしよう。9割に入らない事が障害するということになる。

 で、どれだけ、歩行の姿勢がおかしくても9割の範囲内であれば健常というわけだ。

 ボクがお伝えしたいとのは、セラピストは9割から外れる1割の人達に関する専門家ではあるが、9割の人達の素人であるということである。

 ボクはここ数年、9割に当てはまる人達を相手に仕事をしてきた。だから気付くことがある。

 健常な生活に必要なことは、ごく限られた機能であるということを…。

 例えば、肩の関節可動域だ。

 マイナス30°から180°まであなたは日常的に使うだろうか。もっと言及するなら、解剖学的な肩関節の屈曲を使うことはあるだろうか。ほとんどないだろう。

 現代日本人にとって必要な肩関節屈曲角はせいぜい90°〜100°程度だ。だが、世のセラピストは180°いかなければ気が済まない。もはやセラピストのためのセラピーを行っているのだ。

 セラピストはもっと、健常者の動作分析・作業分析を行うべきだろう。

当たり前の日常を忘れている

 あなたは誰かと比べて特別な日常を送っているだろうか?例えば、同僚のAさんと比べてどうだろう。恐らく大差ない生活を送っているのではないだろうか。

 しかし、患者は多くの友達・知人と違う生活を送ることになる。障害を持つ生活である。

 セラピストは患者の障害を持つ生活とはどのようなものなのか?何が不便で、どうなれば快適か?このようなことを考える専門家である。

 だが、その特異的な生活はごく一般の当たり前の生活に当てはめてみたらどうだろうか? 極端に変ではないだろうか。

 セラピストは当たり前の日常を忘れ、患者に無理を強いている可能性がある。

 例えば、今のように暑い夏の休日にわざわざ好き好んでボランティアにでかける人は少数派だろう。家事だけして、冷房の聴いた部屋で本を読んだり、DVDを見たり、ボクのようにfulu廃人になっているのが一般的だ。(そうか??苦笑)

 セラピストはこういう一般的な日常を患者には許さない傾向がある。そんなぐうたらしてたらダメってね。いやいやいや、ぐうたらさせてあげましょうよ。患者にも。

 あなたの休日を堂々と患者にお伝えできますか?

 できないセラピストは大抵、当たり前の生活というものを忘れている。

ストレスが健常者に与える影響を知らない

 ボクは多くのお客様のストレスの内容を言い当てることができる。それは別に超能力ではなく、お客様の個人情報を一番知っている他人を目指しているからだ。

 恋人や家族以上にボクの方が知っているというケースもある。

 そして、そのストレスがどのようにお客様に影響を与えているか。そのストレスをどうマネジメントするべきか。今消すべきか、お客様自身に対処させるべきか??

 こういう事を考えて施術している。

 もちろん、徒手的な施術でストレスを解消させたりできるわけではない。そこはボクとの関係性だったり、コミュニケーションでコントロールしていくのだ。

 が、セラピストで患者のストレスマネジメントをしている人は少ないのではないだろうか。それ以上に気に止めないこともあるのだろうが、ボクは患者のストレスマネジメントこそ、最も重要なセラピストの仕事だと思っている。

 ストレスがリハビリ効果を下げ、患者の健康を脅かすからだ。

 ボクが気にしているレベルで患者のストレスマネジメントができれば、患者からの信頼は高まり、リハビリ効果も高まるだろう。

まとめ

 別に整体院を開業していることは凄いことでも偉くもない。

 何故かそれだけで自慢しているやからを見るとビビる。お前、何がすげーの?って。

 それくらい普通のことだし、よっぽど英語の論文読めるほうが凄いし、日本社会においては少数派だろう。日本では社長よりも、英語ユーザーの方が少ないのが現状だと思う。

 が、その整体院にて多くの方とは別の経験をしていることは誇りに思いたい。理由は上術したようなメリット(というか、気付き?)があったからだ。

 ボクは、失った10年というビハインドがあるが、それをも凌駕する経験あると思っている。そして、その経験をもとにセラピストとしても努力も今から始めれば10年後には追いつけるんじゃないか?と僅かな希望を持っている。

 ボクは持っていないものを真摯に見つめ、今後も精進していきたいと思う。

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