雑記

作業療法って何?遊ぶこと?って言われないためにすべき事

 作業療法って遊ぶこと?作業療法って手芸とかすること?作業療法って一体なに?

 作業療法の周囲にいる職種達から聞かれたことは無いだろうか?あるいは家族から聞かれたことは無いだろうか?

 そしてそうやって聞かれることは作業療法士として屈辱だし、能力不足だとボクは思っている。

 作業療法士が作業療法を説明できていないから起こる現象だからだ。

 では、ボク達はどのようにこの責任を果たしていけば良いだろうか?

 今回は、他職種や家族、または患者に対して作業療法を正しく理解してもらい、作業療法がその患者にとって無くてはならないものであると思わせるために我々がすべきことについて書きたいと思う。

作業療法の理解を促すための5ステップ

 ボクの独自の考えではあるが、周囲に作業療法についての理解を促すためには次の5つのステップを踏む必要があると感じている。

  1. 目標を共有する
  2. 目標とする作業を実際行う事で達成を目指す
  3. 目標と治療法の関連を説明する
  4. 治療効果を証明する
  5. 次の目標を共有する

 まず重要なのが目標の共有である。作業療法士と患者、作業療法士と患者家族、作業療法士と他職種、それぞれと目標の共有が必要である。

 その患者はどのような『作業』に充填を置くのか、その作業を遂行するために必要な他の(よりレベルの低い)作業はないか、最終的にどの作業ができるようになっていたいのか?

 そういうことをしっかり共有することからはじまる。

 で、その目標とする作業を、実際の作業場面(もしくはそれと近い環境)で行う旨を説明する。それが作業療法であると。

 しかし内容によっては、到底これが目標とする作業との関連が患者自身や家族、他職種には見いだせない作業もあるかもしれない。そういう時はその治療と目標との因果関係を明確にする必要がある。

 因果関係を明確にすることで単に遊んでいたり、手工芸をやっていたりするのではない事が理解してもらえる。

 そして、この5ステップの中で一番大切なのが効果を証明することである。何も知らずに見ていると遊んでいるようにしか見えない作業療法の前後で、しっかり目標とする活動のレベルが上がっている事を証明しなければならない。

 1度で効果を証明できないのであれば、何回目ではどれくらいの効果が出るという大方の予測を最初に伝えておく必要があるだろう。

 これでようやく作業療法が遊びじゃない、作業療法士が提供している作業には意味がある、治療効果がしっかりとあるという信用が生まれる。

 その信用を元に次なる目標設定が行えるのだ。

まとめ

 あぁ、楽しかった。面白かった。元気になった!

 これは作業療法を受けた後の患者の反応としては適切である。しかし、単にそれだけでは不十分だ。

 そこに目標があり、根拠のある作業があり、そして効果を証明して、こういう反応が引き出すのが作業療法である。

 根拠の無い作業選択、根拠の無い効果では意味が無いし、それらを周囲と共有するということが、我々の必要性を証明し、作業療法についての理解を深める事になるだろう。

 是非とも実践して欲しい。

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