心理・コミュニケーション
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起業した作業療法士が密かに実践している学校では教えてくれない3つの技術とは?

 ボクは起業し、整体院を経営している。プレイングマネージャーなので、経営も実務もぜ~んぶ自分一人でやっている。楽な商売ではない。苦笑

 しかし、ボクが使っている技術は臨床の現場で患者に対しても使えるものがあるのではないか?と思っている。

 そして、そのどれも学校では教えてくれないし、研修会などでも教えてくれない事が多いのではないかと思う。

 そこで、今回はボクは実際に現場で使っている技術について3つご紹介したいと思う。

1.ハイパーラポールの形成

 リハビリテーションは信頼関係から始まる。(参考エントリー:理学療法士・作業療法士が患者の評価・治療の前に行うべきは信頼関係の構築だ!

 それはボクにとっても同じことであり、お客との信頼関係がその後の施術効果を最大化させるためにも必要だし、お客が意欲的に健康になろうと取り組む為にも必要だ。

 その為に必要なのがハイパーラポールの形成術である。

 ラポール(信頼関係などと訳される)というのは聞いたことがあると思うし、その技術はセラピスト諸君も学んだことがあると思う。

 しかし、ボク達が患者との信頼関係を一瞬で最大化させる必要がある。何故なら1回目の治療からその効果を最大化させる必要があるからだ。

 その一瞬で信頼関係を最大化させることを「ハイパーラポール」と呼ぶ。そして、ハイパーラポール形成術が身についているのと居ないのとでは全く治療効果が変わってくることが容易に想像できるだろう。

 ここだけでお伝えするのは困難なのだが、端的にお伝えするとハイパーラポール形成において重要なポイントは『主従関係を明確にする』ということである。

 もちろん、「患者目線で」とか「セラピストは先生じゃない」とか「患者こそ先生」だというのが間違いではない。とても大切なことだ。

 しかし、ハイパーラポールの形成においてはそれら全ては不必要で、『自分があなたを治療する先生なのだ!』ということを患者に認識させなければならない。

 何故か?下のものは上のものを暗に信用するように人間は作られているからである。

 注意点は「嫌味にならないように、鼻につかないように」である。自分は先生だと認識させると言っても別に横柄な態度をとったり、偉そうにするというわけではない。

 温かさをもって、自信を覗かせるように接するということである。言葉の使い方や話すスピードなどに気を配り、且つ的確に相手の懐に飛び込むことが大切だ。

 言うは易し行うは難しだが、練習すれば誰にでもできるテクニックなので是非とも練習して頂きたい。

2.プラスαのサービスを提供する

 ボク達のサービスは理学療法なり、作業療法なりで結果を出すことである。それで満足を得て頂くことが重要だ。

 しかし、逆に言うとボク達はプロなのだから、そこまでの結果は当然だとも言えるだろう。

 選ばれるセラピストはそれだけでは終わらない。

 ボクはこのプラスαのサービスとは情報提供だと考えている。

 これもリハビリに関することや、障害に関すること、ホームエクササイズに関することは当然の情報提供なのでそれ以外の情報提供だ。

 例えば患者が欲しいと思っている商品のお買い得情報や、孫に喜ばれるプレゼント、障害を持ちながらでも稼げる方法などなど、患者が欲しいと思っている情報は多岐に渡る。

 ボクはこの情報提供で、お客にとって無くてはならない存在になることを目指している。

 この人の言うことはためになると思って頂ければ、こちらの言う他のこと(ホームエクササイズなどのこと)も信頼してやってくれやすくなるし、リハビリに行くことが楽しみになる。

 リハビリの効果を上げる上で患者の意欲は重要だが、往々にしてリハビリが嫌だと思っている患者も多い。そんな時にあなたが患者を喜ばせる情報を提供できれば、あのセラピストと話がしたいからリハビリを頑張るという、視点は違うがモチベーションアップにも繋がるのだ。

 このテクニックを使う上で重要なのが、相手を知り、相手の為になる情報を常に集めるということだ。

 これはブログを書いていればいい勉強になる。ボクは常に読者がどういう情報を求めているかにアンテナを張っているから、その情報を生活のいたるところから収集している。

 テレビや雑誌、書籍やインターネットの情報はもちろん、日常の体験やライフハック的なものまで、読者の利益になりそうなものは全て取り入れる。可能なものなら実際に試すし、体験する。

 その心がけを持てば、プラスαのサービスというのは自然とできるようになるだろう。

3.変化を目で見せる

 ダイエットをイメージしてみよう。ダイエットは実際に体重が減ることが分かるから継続できるし、面白いのだ。世の中に体重計が無ければダイエットとは今の数百倍も難しい行為になっていたと思う。

 リハビリも難しい。本当に意味があるのかな?なんて事を思い始めたら、せっかく1や2で伝えたテクニックを使っても患者のあなたへの信頼は薄れていってしまう。

 ボク達が提供する治療効果はモノとして残るものでもないし、パッと見て分かるものではない。敏感な患者は歩きやすくなったとか、動かしやすくなったとか感じてくれるが、その感覚は持続するものではないから効果に懐疑的になりやすい。

 だからボクは変化を目で見せるということをやっている。

 ボクの場合は整体院なので、施術前後の姿勢の変化を写真で取り、その変化を体感だけでなく目で見て分かるように示している。

 リハビリの場合は関節可動域や歩行速度、筋力、タイムなど数字で残せたり、目で見てわかるような形で患者に見せると良いだろう。

 例えば関節可動域もゴニオメーターを使って測定するのではなく、壁へのリーチでリハビリ前にテープを貼っておき、リハビリ後にテープからどれくらい多く動かせるようになったかを視覚情報で提供するように工夫する。

 そのことが、あなたへの信頼感を持続させることに繋がるのだ。

 このテクニックを使う上で重要なのが『確実に効果を上げる』ということである。

 これはリハビリの現場がプロとして非常にシビアな戦いの場となる。しかし、これをやらないとすぐに自分の成長も止まってしまう。もちろん、患者の信頼感も損ねてしまうだろう。

 技術を向上させること、そして患者からの信頼を勝ち得る為にこのテクニックは重要だ。

まとめ

 これらは全てテクニックである。

 あなたが自転車に乗ることができるのは練習があったからだ。逆に言えば練習をすれば誰にでも手に入れられるものだと考えて頂いても問題ないだろう。

 あなたがこのテクニックを駆使できれば、患者との信頼感はまし、あなたのセラピストとしての能力も増していくだろう。

 また、このテクニックは応用可能である。

 全ての対人関係において使える技術だ。人の抱えるストレスにおいて対人関係が原因となるものは少なくない。

 このテクニックを使って、あなたの職場での、またはプライベートでの人間関係を円滑に運ぶことにも役立つだろう。

 是非とも意識して練習してみて欲しい。

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