評価と治療

ボバース法やPNFの神経促通手技が今も残り、流行る理由

 理学療法士・作業療法士でボバース法やPNFを知らないものはいないだろう。居たらこんなブログ読まずにまずはググってみてほしい。笑

 ボクが学生の頃はどちらかと言えば否定的なイメージを持って教えられた。それは、神経促通手技とは、時代遅れであり、それだけに固執する傾向があると。

 また、エビデンスに関しても明確なものはないとまで言われた。

 さて、そんな神経促通手技が今もなお残っていて且つ流行っている理由とは何なのだろうか?

 今回はこの件に関するボクの考察についてお伝えしたいと思う。

神経促通手技は手技ではなく概念である

 ボバース法などと言うから勘違いが起こるが、ボバースはボバースコンセプトに基づく治療法であり、PNFはPNFコンセプトに基づく治療法である。

 ボバースやPNFの治療手技は概念に基づく手段であり、考えの根本はその大きなバックグラウンドにあるのだ。

 もちろん、神経促通手技手技という名称からわかるように以前は手技だったかもしれない。当時はそれでよかったのだ。

 しかし、それがリハビリテーションにおいて時代遅れだということはもはや明確である。リハビリテーションはもっと大きな視野で捉えられなければならない。

 その時代の変化に概念が適応するよう変化しているにも関わらず、神経促通手技という名称が用いられているがために時代遅れだと捉えられてしまうのだ。

 時代に淘汰されない、時代に対して柔軟な概念を持っているからボバース法やPNFは今も残っているし、流行っているのだと思う。

宗教的階層構造

 ボバース法にしても、PNFにしてもインストラクターにまでなろうと思うと相当なお金と時間を投資しなければならない。

 そして、インストラクターは崇拝され、教祖か?と思うほどの崇拝される。

 しかし、それはそのインストラクターがそのレベルにまで自身の能力を引き上げたからなのだ。

 恐らく何万回も練習し、患者に提供し、効果を上げてきたからこそそうなれる。

 その仕組を持っているから今も残り、且つ流行っているのだと思う。

ボバース法やPNFに固執していないか?

 もう1つ問題点として挙げられそうなことが手法への「固執」である。

 これは実際にそれを扱うインストラクターレベルと触れ合えば分かると思うが、全くそんなことはない。

 時代を経て残り、流行っている概念を持っている手法である所以は、広い視野にある。

 時代の変化、人の変化、手法の変化、科学技術の変化などなど、神経促通手技は様々なものに対応して変化している。

 つまり、広い視野がなければ変化できない(=固執してしまう)のである。

 これら技術を習うと固執しがちになるかもしれない。ボクは最初はそれでも良いのではないかと思っている。

 何故ならその固執が能力アップに繋がるからだ。しかし、同時に自分を俯瞰的に見ることも忘れないでほしい。

 そのことが患者のメリットへ繋がるポイントだろう。

まとめ

 「ファシリテーションテクニックを学ぶ意義について」でも書いたようにボクはボバース法やPNFは可能な限り身に付けた方が良いと思っている。

 最初から毛嫌いしたり、知りもしないのに否定する事こそ、まさに固執だろう。

 そして、これら手法は今も残り、流行っている現実を知った方がいい。

 何故残り、何故流行っているのか。それは時代が必要としているからである。これら手法は今も昔も必要とされるよう変改しているのだ。

 一風堂というラーメン屋をご存知だろうか。今も昔も変わらない味で愛されていて世界展開までしているのだろうか。

 そんなわけ無い。一風堂のラーメンも変化しているから、時代の変化に対応しているから今も残り、且つ流行っているのだ。

 明確な概念があり、時代の変化に対する柔軟性があり、且つそれをしっかりと伝えていく仕組みがあること。これがボバース法やPNFなどの神経促通手技が今も残り、且つ流行っている理由だと思う。

 是非、みなさんも一度は触れて頂きたい。

追伸…ボバースやPNFについてもっと知りたい人へ…

 ボバースやPNFをもっと知りたい人の為にまとめたので合わせて読んで頂ければ幸いだ。

参考エントリー:

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