予防医学
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治療する前に予防が大事と言っているが、治療への追求をバカにしているのではない件

 今日、Twitterを見ていたら、とある理学療法士が予防業界で働くセラピストをdisっていた。

 セラピストたるもの予防の前に、治療が必要な患者や、予防できない発達障害者やその家族なんかの思いを考えた方が良いだろう。というのがその理学療法士の言い分だ。

 とても分かる。その通りだ。この先生は権威ある、ボクは存じ上げないが恐らく有名な先生なんだと思う。Twitterのフォロワー数も多かった。

 だが、それでもボクは予防業界で働くことを辞めないし、どんどん推進したいと思っている。

 今回は、その理由についてちょろっと書いておきたいと思う。

そもそもボクが予防業界を志した理由

 ボクは何故予防業界を志したのか?詳しくは別エントリーを参考にして欲しい。(参考エントリー:私が作業療法士としての治療を放棄した理由とその後

 簡単に言うと、ボクは治療を諦めたのだ。弱虫で逃げ出したのだ。しかし、だからこそ予防業界を何とかしよう。健康寿命が長くなるように貢献しよう。障害を持たないで一生を過ごせる世の中を作ろうと思えた。

 セラピストとして、治療は諦めるが、予防業界で貢献するという決意を持ったのだ。

 だから、治療がどうでも良いとか、現状治療が必要な人はどうでも良いとか決して思っていない。

 治療技術や研究は、年々いいモノになっていると感じる。治療技術の講習を受けても、素晴らしいなぁとため息が出る。

 ボクはその技術も予防業界で活かしていきたいと思っているし、どんどん技術が進化すれば良いと思っている。

 ボクは治療を諦めたが、諦めていない真摯なセラピストに敬意を払っている。しかし、ボクは治療もできない、治療するための努力もしない、しかし職を辞さないという責任感のないセラピストに対しては強い憤りを感じる。

セラピストの予防業界進出を支援している件

 では、何故セラピストの予防業界支援をしているのか。

 それは、患者数に対してセラピストの数は充分足りているでしょ?なんて安易な考えからではない。

 患者のリハビリには期間が決められているし、入院日数などを考えると、本当にやりたいことができない現状の問題がある。

 その問題を解決する方向に努力するのも1つである。現に、その方向で活動されている方もいらっしゃる。

 また、セラピスト全体の治療技術を底上げする必要もあるだろう。セラピストは勤勉な人が多いからこれもまた夢ではない。

 しかし、その現状を踏まえた上でボクは予防業界に舵をとったまでだ。もっとセラピストが増えたほうが良い。でも、このまま行けば飽和するのが目に見えている。だから、予防業界への進出支援をしているまでだ。それもまたこの現状の問題を解決する手段の1つだと思うから。

 けっして、治療に邁進するセラピストや、現在障害のある方を放置して…の話ではない。

まとめ

 問題を解決する方法は1つではない。

 現在の患者に寄り添い続けることも1つ、セラピストの治療技術向上や、研究の推進も1つ、そして、予防業界へ進出するのもまた1つの手段なのだ。

 どれをとってもセラピストの仕事である。

 だから、表面だけとっての(しかも偉い先生)の発言は少々許せないものだった。

 予防業界にチャラいセラピストがいることは重々承知している。ボクはまた彼らとも一線を画していきたい。

 色んな方法がある中で予防業界に進みたい方は是非声をかけて欲しいと思う。

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