実習・国家試験対策

理学・作業療法学生が実習中のレポートをサクサクこなす方法

 現在実習している学生にとっても、これから実習を迎える学生にとっても一番の悩みの種は日々積み重なるレポートではないだろうか?

 しかも学校や実習地によっては様々なレポートがあると思う。

 ボクの場合は、最終学年時の長期実習は8週間が2回、それぞれに症例レポート2件、担当ケース4〜5人分の毎日のケースレポート、1日の日記的なデイリーレポートの三種類を書いていた。

 実習が終わる時にはかなり分厚いファイルがパンパンに膨らむレベルの枚数である。これもそろそろメールで提出にしたらいいと思う。ボクは臨床に居ないので実習生を取ることはないが、もし実習生を取るならメール提出にしてもらうと思う。

 症例レポートに関しては、あまりコツは無いかもしれないが組み立て方さえ抑えておけば後は情報の羅列である。

 書くべきポイント毎に自分が知り得た情報を細かくまとめるだけである。

 大変なのはそれ以外のレポートに追われ、本来時間をかけてつくり上げるべき症例レポートに時間を避けないことではないだろうか。

 その為、睡眠時間になり一番大切な実習現場での経験が疎かになり、まさに本末転倒な実習生活を送っている人も少なくないと思う。

 ボクはというと、実習中も睡眠時間は8時間ほどきっかり取っていた。別に自慢しているわけではない。その分レポートの質は他の学生と比べて見劣りしていたと思う。

 しかし、担当患者との関係は良好に築いていた。現場で元気を出せる体力を睡眠によって確保していたからだ。

 そういう意味では、実習で一番大切な現場での経験は数多く出来たと思う。

 そこで今回は、実習中の学生がよりしっかりと睡眠時間を確保し、現場での経験を豊富に積める実習にするためのレポート術を紹介したいと思う。

ケースレポートは書く内容を決めておく

 言い方はそれぞれだろうが、リハビリを担当したり、リハビリ見学をした症例に対して書くレポートに関してである。

 ボクは、患者の基本情報、目標(生活で困っている事)、その原因、それに対するアプローチ、結果、考察という項目で全てのケースレポートを書いていた。

 自分がリハビリを行った人も、見学した人も全く同じ書式で書いていた。自分が担当している患者については変わらない所は当然コピペである。(インターネットはまだまだショボかったが、せめてPCのある時代に生まれて本当に良かったと思う。)

 リハビリ見学の症例に関しても同じ症例の見学であれば、やはりコピペである。

 変わった点のみ書き換えるのだ。

 見学の場合は担当のセラピストに聞くと良いだろう。この人は何に困っているんですか?〇〇が原因だからこういうアプローチをしているのですか?

 質問の答えをそのままレポートに書けば良い。簡単なものだ。

 セラピストのカルテを見る場合もあるだろうが、セラピストのカルテなんて本当にひどいものだ。学生のケースレポートの方がよっぽど参考になる。

 ここに挙げている項目を網羅しておけば文句の言えるセラピストは殆どいないだろう。

デイリーレポートは問題解決レポートとして活用する

 デイリーレポートは何のためにあるのか?それは学生が現状から臨床に出ても遜色ない人間への成長する為にあるものだとボクは思う。

 だから、1日現場で過ごして自分はどうだったか?どうすればもっと良くなるか?最終日には色んな課題が克服出来ているようになっていれば一番良い。

 なので、こちらも項目を決めてそれに当てはめて書いていく。

 項目は『今日の自分の良かった事』『悪かった事』『悪かった原因』『解決策』だ。

 これらに加えて2日目以降は解決策を実践してどうだったか?を最初に付け加えて、日々更新していく。

 これら内容の中心は主とする担当者との関わりにおいてのことであっても良いし、その他業務の事でも何でも良い。それら全ては現場で必要とするスキルなのだから、そのスキルが向上すれば問題ない。

レポートを書く目標と目的

 これら日々のレポートを書く際には目標と目的を明確にしておこう。

 ボクが書いていたケースレポートの目標は『評価と治療の視点の引き出しを増やすこと』である。様々な見学や実践の場で色々試し、こうなったらこうなる的な引き出しを沢山増やすことを目標にしていた。

 で、目的は患者に対する一連の流れの把握である。この流れを把握するレポートを作ることで、最終的には引き出しが増えているという塩梅だ。

 デイリーレポートに関しては、自己成長が最終的な目標である。目的は、社会人として、医療人として、理学療法士・作業療法士として一人前の大人になる為に自分に足りない点を見つめなおし、それを解決しようと努力することである。

 こういうデイリーレポートが書ければ実習最終日には、ちょっとした成功哲学の本が書けるレベルになっているかもしれない。笑

 それは極端な例だとしても、このように目標・目的をもって書いたレポートな内容が少々稚拙であっても認められるものになるはずだ。

 あなたは何でこのレポートを作ったの?と言われてこの目標と目的を伝えたら、バイザーは返す言葉もないだろう。だって大半のセラピストは学生時代に目標も目的も持たずに過ごし、何とかやり過ごすことしか考えていなかったのだから。

まとめ

 日々のレポートをサクサクこなす事は、自分の健康維持のためにも、一番重要な症例レポートを充実させるためにも重要なことになる。

 しかし、レポートで一番大切なのは書くあなた自身が成長することである。

 そして今回ボクが紹介した方法は、効率的に成長する方法と言っても良いかもしれない。

 もしあなたが、ただただやり過ごしたいだけでサクサクレポートを作りたいなら、止めた方が良いだろう。単に辛い実習が待っているだけだし、成長はしない。

 だが、目的を持って向上心に溢れている人が、レポートに泣かされ辛い思いをして欲しくないと心から思う。だから、このような方法をお伝えした。

 レポート以外にも、バイザーとの関係、患者との関係、他職種との関係などストレスの種が尽きない実習生活だからこそ、余計な所に体力を消耗されないように頑張って乗り切って欲しいと思う。

 今回紹介したレポート術であなたの成長が増す実習になることを心から願っている。

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 学生さんへ向けてブラック実習を乗り切るコツを以下にまとめているので良かったら参考にしてみて欲しい。

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