評価と治療
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脊柱の関節可動域をあげていく為に必要なこととは?

 円背で、脊柱の関節可動域が乏しく、上・下肢の運動を促通しにくいというお悩みを抱えているセラピストは多いのではないだろうか。

 ボクの場合、お客様の大半が健常者であるが、それでも特に胸椎の伸展をストレッチのみで促すのには苦労が絶えない。

 だが、セラピーにおいて苦労するというのはセラピストにとっても患者にとっても良いことではない。こういうことを続けていると患者がリハビリ嫌いになってしまうだろう。

 リハビリテーションとは、セラピストと患者の共同作業によって成り立つとボクは思っている。しかし、一方の患者がリハビリを嫌になったり、セラピストの側が、「あの患者は…」となってしまうと良い結果は生まれない。

 今回は脊柱(特に胸椎)の可動性をあげていくために必要な事についてお伝えしたいと思う。

運動を促通するということ

 可動域を上げるということは、脊柱の運動性を上げることだ。

 運動性を上げるために必要なこととは何だろうか。

 恐らく言えば気付いて頂けると思う。手先の動作を促したければ、肩甲帯や肘関節での『固定性』が重要になる。『すたびりてぃ』と『もびりてぃ』なんて言葉を聞いたことはあるだろう。

 しかし、聞きなれないかもしれないが、『もびりてぃonすたびりてぃ』という言葉もある。

 つまり、すたびりぃの上でなければもびりてぃは起こらないということだ。

 何かしら運動を促通させたければ、そのベースとなる土台を安定させなければならない。

胸椎の伸展を促通するために…

 胸椎の伸展を促通するために必要な安定となる土台はどこだろうか?

 肢位にもよるが、基本的には腰椎だ。腰椎の生理的な前弯を安定させなければならない。

 では、腰椎の生理的な前弯を安定させるためにはどうすべきか?

 それは骨盤のニュートラルなポジションを安定させる必要がある。では、骨盤のポジションを安定させるためには??

 答えはご存知のはずだ。

 それは腹横筋だったり、腹部や骨盤の深部筋群だ。

 これら筋肉の働きを促通させる必要があるのだ。

まとめ

 順を追って説明させて頂いたがご理解頂けただろうか。

 関節可動域を上げていくためには、固定点を作らなければならない。

 そして、我々が通常の生活を行う上で作るべき肢位とは坐位、または立位時である。

 坐位、立位での固定点は骨盤に集約される。(もちろん、足部や股関節の位置も重要なのだが。)

 故に、我々が脊柱の可動域をあげたければ、腹筋群、骨盤周囲の深部筋群を促通させる必要がある。

 具体的方法まではブログで説明しきれないので、今後開催予定の研修に参加してほしいのだが、あなたがご存知の手法でも対応可能だろう。

 まずは骨盤からという意識を忘れないでほしい。

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