心理・コミュニケーション

理学療法士・作業療法士が学ぶべきコーチングスキルとは?

 あなたはコーチングという言葉を聞いたことはあるだろうか?

 最近ではよく聞く言葉になったとはいえ、まだまだ一般的とは言えない。

 アメリカにおいては政治家・起業家・経営者など『自身の決定』に大きな責任を伴う人の大半はコーチングを受けています。

 それに比べ、日本でコーチについてもらっている人はほとんど居ない。

 アメリカとはそれくらいの差がある。

 今回は、ボクがコーチングを学ぶ前と学んだ後で変化したクライアントの関係性を踏まえて、セラピストがコーチングを学ぶべき理由と、セラピストにとってのコーチングについて解説したいと思う。

コーチングとは?

 そもそもコーチングとは?

 色々な解説・定義があると思うが、ここではボクなりの定義を書いておきたい。

 コーチングとは、クライアントの問題解決と目標達成を援助する手段の総称である。コーチはクライアントの抱える問題や目標に関する内容について詳しくなくても良い。

 例えばクライアントがビジネスに関する悩みや目標を持っていて、コーチがクライアントのビジネスに関する知見が浅くても援助することができる。何故なら、答えはクライアントが既に持っているという立ち位置を取るからだ。

 大切なのはクライアントとの関係性の築き方だ。クライアントがコーチを信頼し、言いづらい事も発言できるという前提が必要となる。

 長くなったが、こんなところだ。つまりは一言で表せないのがコーチングで、だからこそその必要性や有効性が広まりにくいのだろう。

コーチングの流れ

 コーチングには狭義のコーチングと広義のコーチングがある。

 狭義のコーチングは、クライアントをコーチに働きかけ(質問など)によりクライアントのゴールへ導く事と言えるかもしれない。

 広義のコーチングは、クライアントの人生を良い方向に導くこと。だ。

 ここでは、広義のコーチングの流れを伝えたい。

  1. ティーチング
  2. カウンセリング
  3. コーチング
  4. コンサルティング
  5. メンタリング

 以下に詳しく解説したい。

1.ティーチング

 人生を上手く歩むためには、色々知っておいた方がある。それを伝えておきた方がその後のプロセスが進めやすいし、コーチの権威をクライアントに示すことができる。

 よくコーチとクライアントは対等だとか言う人がいるが、ハイパーラポール(強い信頼関係)を築くためには上下関係が明確な方が楽に築けると言われている。

2.カウンセリング

 予め必要事項を教えた後は、次は徹底してクライアントを理解しようと耳を傾ける。いや、心を寄せるといった方がより正確かもしれない。

 多くのコーチは滅私ということを知らない。自分を滅するということだ。クライアントの悩みだったり目標を自分事として捉える作業がカウンセリングだ。つまり、自分がクライアントになりきる作業である。

 「星空を描いてください。」という注文に対して、全く同じ星空を掛ける状態が完全なる滅私だ。

3.コーチング

 既にクライアントがどのような問題を抱え、どのような事に悩み、どのような事に悩んでいるかってのを自分事として捉えているのだ。

 そこから、一歩離れて客観的に見てみる。ゴールと現在地を見て、ゴールに向かうためにはどうすべきか?を質問すると自分(クライアント)がどうすべきか?ってのが見えてくるのだ。

 このコーチングまでが問題解決のプロセスと言えるだろう。

4.コンサルティング

 ここからは人生をより良く生きるための支援のプロセスだ。

 つまり、コーチはクライアントの悩みや抱えている問題に関する内容に精通していなくても大丈夫だが人生をより良く生きる事についてはプロでなければならない。

 問題解決まではクライアント主体で進めるが、ここからはコーチ主導で事を運ぶ。

 少々強引であってもあなたが考えるゴールにクライアントを導くことだ。

5.メンタリング

 メンターという言葉を聞いたことがあるだろうか?簡単に言えば人生の師匠、恩師的な存在だ。

 そして、コーチがクライアントにとってメンターとしての存在感を示す時だ。

 あなたにもこの人に言うことなら間違いない。この人の言うことならやってみよう。頑張ってみようと思える存在はいないだろうか。

 メンタリングとは、存在感でクライアントを導くというコーチングの究極の形だ。

セラピストにとってコーチングの必要性

 セラピストと患者の関係性において上で説明したコーチングの内容は活かせないだろうか?

 メチャメチャ活かせると思ったのではないか?

 そう、セラピストが患者の目標達成を支援する過程はコーチングの過程そのものなのだ。

 またそれだけではない。セラピストが実習生に対するスーパーバイザーとしての仕事にも活かせる。

 セラピストは実習生に指導する立場ではない。コーチする立場なのだ。

まとめ

 ここで、コーチングの細かいスキルを伝えきることは到底できない。

 なので、まずは以下の書籍でも読んでみてほしい。更に知りたい場合はボクに直接連絡頂ければと思う。

この1冊ですべてわかる コーチングの基本

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苫米地式コーチング

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 ボクはコーチングのスキルを身につける前後で明らかにセラピー効果が上がったと感じている。

 申し訳ないが研究はしていない。なのでエビデンスはない。が、体感としてある。

 また、このコーチングスキルがあるからボクの整体院では2回目リピート率97%以上、平均リピート回数15回以上という、普通の整体院ではありえない結果を残せていると思う。

 クライアントを一瞬のうちに魅了し、信頼に値する人間だと思わせることができている証拠である。

 このコーチング技術を多くのセラピストが身に付ければ、本人にとってもクライアントにとってもストレスフリーな人生が歩めるようになるのではないだろうか。

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