予防医学
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理学療法士・作業療法士がもっと予防医学を学ぶ必要性について

 ボクは臨床を離れ、『予防』という業界で開業し細々と切り盛りしている。細々と言いつつも、日本の理学療法士・作業療法士の中では稼がせて頂いていると思う。(が、世界の個人事業主と比べると下位だろう。苦笑)

 そして、ボクは理学療法士・作業療法士がもっと予防業界に参入することを心から望んでいる。

 しかしながら、予防業界に参入する・しないは関係なく理学療法士・作業療法士はもっと予防医学について知るべきではないかと思っている。何故なら病気や怪我をする確率は健常者よりも障害者の方が高いからだ。

 そこで今回は、ボクが知っている予防医学関連知識について、今後有料講座として展開する内容の一部をブログの読者のみに提供しようと思って現状、パチパチとタイピングしている次第である。

治療派療法士が予防を考える理由

 ボクは治療という分野を投げてしまったダメなセラピストである。

 しかし、予防派になってから気付いたのは、治療派セラピストこそ予防についてもっと深く知るべきなのではないか?ということである。

 それは先にも述べたように、治療が必要な患者ほど予防が必要だからである。

 そして、もう一つ大きな理由がある。

 患者に予防を説く立場にあるセラピストが一番予防できていなければならないからである。

 あなたは世の中の人が一番癌になる理由を御存知だろうか?

 喫煙と普通の食事である。つまり、たばこを吸わずにご飯を食べなければ癌になりにくいということである。しかしタバコは吸わなければ良いが、食事はしなければ死んでしまう。

 極力食事を減らすことができれば…。太らない。

 つまり、喫煙デブなセラピストは、セラピストたる資格がないと切り捨ててもボクは問題無いと思っている。

 非喫煙者で、スマートなセラピストこそ有能なセラピストなのではないだろうか。まずはご自身を顧みてほしい。

予防三原則とは?

 さて、ここからはその後の実務的なお話である。

 あなたは『予防三原則』というものを知っているだろうか?いや、知らないだろう。何故ならボクが勝手に作った原則だからだ。笑

 理学療法士・作業療法士が予防医学について知った方がいい理由は、この予防三原則が重要なポイントになる。

 ここでは例を挙げて説明しよう。

 脳卒中後のメインアプローチの1つとも言える『転倒予防』だ。

 脳卒中後で歩行可能レベルの患者には転倒予防のアプローチをするのが理学療法士・作業療法士のセオリーである。

 では、ここで聞きたい。

 あなたは、その患者が『転倒しないようにするためのアプローチ』をしたことがあるだろうか?

 あるはずだ。

 そして、『万が一転倒してしまった後、起き上がる為(またはその他転倒後の対応)のアプローチ』もしたことがあるのではないだろうか。

 あるだろう。もし無いとしたらあなたは当ブログを読む前に教科書を読みなおしたほうが良いだろう。

 さて、予防三原則に戻ろう。

 転倒しないようにするためのアプローチは予防の為の第一原則である。これが一番大切で、最も尊重されるべき事柄である。

 そして、万が一転倒した後の事を考えるのは予防の為の大三原則だ。起こって欲しくないことが起こってしまった後の最悪の事態への対応である。

 療法士はこの2つへの対応は得意分野である。何故なら教科書に書いてあることだからだ。

 ボクが今回読者に伝えたいのは第二の予防原則である。

 転倒前→第一原則、転倒後→第三原則。では第二原則は?

 …。

 …。

 …。

 分かっただろうか? そう、転倒する時の予防である。

 転倒においては、転倒の仕方まで予防しているかどうか?である。怪我が大きくならない転倒の仕方。起き上がりやすい転倒の仕方。そもそも転倒ありきの生活の仕方。

 これらは第二の予防原則である。

 これら三原則を包括的に守ることが予防に対して取り組むことと言えるだろう。

予防に対してアプローチする際の注意点

 前にも書いたかもしれないが、我々の究極の目標はQOLの向上である。ボクは今、自らが経営するサロンでビジネス的には全く儲からないが、お客様のQOLを向上するためにどうしても必要なプログラムを導入しようかどうか本気で悩んでいる最中である。

 治療が必要な状態になる前に、予防することが大切なのだ。

 第一の予防原則を思い出してみよう。これが最もポピュラーな予防の形だ。病気になる前に予防しようという形である。

 第二の原則は、治療が最低限で済むように予防するという形だ。(※多くのセラピストがここを忘れている)

 第三の原則は、治療が長引かない・他の治療を必要としないための予防である。

 予防に対してアプローチする際、重要な事はどの原則に則ってアプローチするか?である。

 通常は、第一から第三に向けてアプローチする。が、患者によっては第二原則こそ重点的にアプローチするべきだということもあるだろう。

 大切なのは、優先順位をつけることである。

まとめ

 予防はセラピストから。予防は原則に則って。予防は原則の優先順位が重要。

 この3つが予防に精通うするセラピストの仕事である。

 そして、この予防の大切さを理解しているセラピストこそ、患者に予防を提供できるセラピストである。

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 各講座のベースとなる内容で、全ての講座を受講する前に全ての受講生に必須で受けてもらう講座だ。是非一度受講してみてほしい。

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