卒後教育

統合失調症が理解できない作業療法学生が見るべき映画とは?

 身体障害のように目で見て分かりにくいのが精神障害である。精神障害性の身体症状があったり、薬の副作用が出ているような患者であれば見た目にも判断つくが、患者の精神状態というのは知りようがない。

 ボクが国家試験の勉強をしていた頃、この目で見てわかりにくい精神障害領域に関する問題の点数がいつまでたっても上がってこなかった。

 実習は、実際に困っている患者が目の前にいて、その人を理解しようという努力さえすれば目に見えないものも少しは理解できた。

 だが、紙の上に存在する目の前に居ない患者の事が理解できなかったのだ。

 特に統合失調症患者に見られる幻覚や幻聴というのは模擬体験するのが困難だから、その人がどういう心持ちになって、そういう症状が現れている時にどうような行動を起こしてしまうのか?その気持ちに寄り添うことができない。

 しかし、そんなボクも国家試験に無事一発合格している。試験までにこの理解がある程度できるようになったからだ。

 それには専門学校時代に精神障害領域の先生に薦められた一本の映画が非常に大きな役割を果たしてくれた。

 今回は、国家試験対策だけでなく、統合失調症患者に対する理解を少しでも深めるための素材として一本の映画を紹介したい。

ビューティフル・マインド

ビューティフル・マインド [DVD]

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 それが『ビューティフル・マインド』という映画である。

 ビューティフル・マインドの概要は以下の通り。

 主人公である数学者が、本業の研究と講師業の傍ら、依頼されたスパイ業務に没頭する中プレッシャーにやぶれ、統合失調症を発症。幻覚に悩まされ、最終的に克服していくのだが、その幻覚とは実は…だった。

 ネタバレになるので、この程度に収めておきたい。まさにこの数学者が経験する一般人からしたら奇怪な経験こそ統合失調症の症状なのである。

 原作は小説で、こちらは読んだことがなかったので取り敢えずポチった。笑

ビューティフル・マインド: 天才数学者の絶望と奇跡 (新潮文庫)

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まとめ

 実はボクはうつ病も理解ができなかった。

 何故、朝に症状が辛いのだろう?なぜやる気が出ないのだろう?何故自殺を選んでしまうこともあるのだろう?

 病気だから。と割りきって暗記ができるタイプであればその方がよっぽど楽だ。

 だが、理解のできないものを暗記するということは大変難しい。これも先生から一冊の本を手渡されこれを読んだら理解できると言われた。

 そして、理解でき国家試験の模擬テストの点数はグンと上がった。タイトルがウル覚えなのだが、多分この本だったと思う。

絶望をこえて―うつ病になった過程と光

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 こちらも良かったら合わせて読んでみるといいだろう。

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