予防医学

作業療法なんて職はこの世の中から無くなれば良いと切に願う

 作業療法士なんて、この世の中から居なくなればいい。そんな極端な思考が湧いたのはつい先日のことだった。

 ボクは作業療法士で、その専門性を『予防業界』にも活かしていこうという活動している。

 しかし、その仕事を突き詰め、最終的な究極のゴールは?と問われたら、ボクは作業療法士がこの世から居なくなること…と答えざるを得なかった。

 今回はその理由について解説したいと思う。

予防していくために必要なこと

 病気や障害を予防するために一番大切なことは何だろうか?

 バランスの良い食事?適度な運動?充分な睡眠?禁煙?免疫力アップ?様々な意見はあるが、『一番大切』と言われたら何だろうか。

 ボクの個人的見解ではあるが、『正しい情報を正しく使うこと』だと思っている。

 『健康情報リテラシー』を高まることだ。

 ボクは経営している整体サロンのブログで多くの読者に対して健康情報リテラシーを高めてもらうべく情報発信しており、その甲斐あって月間50万PVのアクセスを集めている。

 しかし、いくらネットで情報発信しても選挙で当選しないのと同じで、地道な草の根活動も必要だということで、このブログと、作業療法協会再入会という手段をとった。

 つまりは専門家への啓蒙活動だ。

 ボクはこのブログと協会活動を通じて専門家の『健康情報リテラシー』を高め、関わる多くのクライアントの為に活かしていって欲しいと思っている。

なぜ作業療法士はいらないのか?

 先日、認知症患者が徘徊し、警察官に2度職質されたにも関わらず認知症患者の徘徊だと気付かずに亡くなったというニュースが流れていた。

 その時にボクは思ったのだ。国民全員が作業療法士(的知識と技術を身に付ける)にならないとこの国の未来はかなりひどいものになるのではないか?と。

 2025年には認知症患者数は700万人にもなると推計されている。

 つまり、極端な表現ではあるが日本は高齢社会ではなく認知症化社会にまっしぐらなのである。

 そんな時代において、警察など直接的に関わる職種以外においても作業療法士の持っている知識や技術を身につけなければいけない。

 そう思うのである。

更に思うこと

 障害者雇用についてあなたはどういう意見をお持ちだろうか。

 ボクは障害があっても使える能力を発揮し企業の売上に貢献できれば、それに見合った賃金を得るその仕組みは良いことだと思っている。

 例えば整体ができるがコミュニケーションが出来ない自閉症者がうちの面接に来たとしたらボクは間違いなく雇う。コミュニケーションだけボクがやれば良いのだから。

 ボクの労力を肩代わりしてもらう代わりにそれに見合った賃金を支払う。まさにwin-winだ。

 これからは認知症患者の雇用も考えなければいけないかもしれない。

 高齢者の雇用ということに対しては議論され、様々な取り組みがされてきている。しかしその高齢者の多くが認知症を抱えているのだ。

 では、認知症患者を雇うことになるかもしれない。あるいは、雇っていた高齢者が認知症になるかもしれない。

 その時の会社全体の取り組みはどうするのだろうか?専門的な知識なくして、この問題を解決することはできない。しかし、作業療法士がこの各企業にアドバイスできる制度はない。

 どうするか。国民全員が作業療法士の持っている知識や技術を、自らの現場で応用できる能力が必要なのではないだろうか。

 国民全員が作業療法の知識と技術を身に付ける。例えば義務教育に作業療法学を学ぶになれば、もはや作業療法士は要らなくなる。

まとめ

 国民総作業療法士時代が訪れることこそ、予防業界での作業療法士が目指すべき究極のゴールなのだ。

 こういった取り組みは既に様々な分野で始まっているように思う。

 ボクが子どもの頃、子どもの頃から英語を学んでいる友人はほとんどいなかった。

 しかし、現代においては大半の子どもに英語に触れさせる環境がある。

 それは国民総英語習得プロジェクトに基づくものではないだろうか。誰かが最初のきっかけを日本に持ち込んだのだ。

 ボクは、日本に国民総作業療法士という概念を持ち込みたいと思っている。

 ボクだけで出来るとは思っていない。読者の中から、同じような志を持つ人達が集まることを願っている。

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