心理・コミュニケーション
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専門職の陥りがちな問題点を改善し、代わりの利かない担当者になる方法

 理学療法士や作業療法士はリハビリテーションの専門家である。そして、多くの理学療法士や作業療法士は本当に熱心な方が多く、クライアントに対し優しい方が良い人達だなぁと客観的にみていて思う。

 ボクはこのような日本の理学療法士・作業療法士の人間的な質の高さは世界に誇れることではないかと思っている。

 しかし、あなたは本当にクライアントにとって、代わりの利かない担当者になれているだろうか?
レベルの高い日本の療法士達だからこそ、別にあなたでなくても良いのではないか?

 ボクはクライアントにとって代わりの利かない担当者になることがクライアントにとってはもちろん、自分にとっても仕事のやりがいを感じる。

 そして、代わりの利かない担当者になることこそ、正しく予防業界で成果を上げることができる療法士になれると思っている。

 しかし、リハビリテーションの専門職に限らず、どの専門職にも共通することなのだが、とある共通する陥りやすい問題を抱えているおり、それが代わりの利かない担当者になることを阻害している。

 その問題点とは、専門外の情報レベルが極めて低いということだ。ボクも起業する前はそうだった。

 リハビリテーションに関する勉強会や研修会には沢山参加したし、リハビリテーションやそれに関連する書籍も沢山読んだ。

 だが、それ以外の情報は全く入ってきていなかった。

 それは専門家が特に網目の細かいフィルターを持っているからではないかと思う。リハビリテーションやそれに関する情報以外はその網をくぐって入ってこないようになっているのだ。

 この問題を打破することで、ボク自身提供するサービスの質が高まり、クライアントにとって、代わりの利かない担当者になりつつある。(※それはボクが提供しているサービスの2回目リピート率が100%とであること、継続回数が毎月上がっていっていることから証明できる。)

 今回は我々専門職が抱える他分野に関する情報薄弱という問題を改善し、代わりの利かない担当になる方法をお伝えしたいと思う。

まずは認めるところから

 例として適切かどうかは分からないが、福島県民以外の読者は現状の福島の放射線濃度がどのようになっているかご存知だろうか?正確にご存知の方は少ないのではないかと思う。

 あるいは、トヨタが発表したMIRAIについてご存知だろうか?車好き以外の読者はほとんど知らないだろう。

 そう、専門家に限らず、我々は知らない事の方が多いのだ。まずそれを認めよう。

 そして更に専門家は、興味の幅が狭いという特徴を持つ。経験した出来事を自分の専門分野で解釈してしまうからである。

 理学療法士・作業療法士である我々は、待ちゆく人をみて、姿勢が悪いとか、歩き方がおかしいとか姿勢分析・動作分析する癖があると思う。

 それが悪いことではないのだが、視野がそこだけに向くと情報は偏ってしまう。例えば、その待ちゆく人はどこを目指して早歩きをしているのか?買い物帰りのあの人は何を買ってきたのだろう?とか、そういう別の興味に視野を広げると入ってくる情報は格段に多くなるのだ。

情報が偏る事の問題点

 情報が偏る事自体は悪いことではない。専門家なのだから仕方がない、というかそうでなければならない。ボク自身、心身の健康や病気の予防という情報が突出して他の情報と比べ多いのは言うまでもない。(そうだから整体院で運営しているブログでは50万PV/月を超えることができたと思う。)

 専門分野以外の情報が極端に少ないことが問題なのだ。そして、それは意識的に集めないと改善することはない。

 別に専門分野に長けていればそれで良いと思われる方もいるだろう。しかし、それではダメだとボクは思っている。

 何故なら、我々の仕事はクライアントがあって成り立つからだ。クライアントに対して専門的な話をするのは当然のサービスである。

 ボクの持論だが、サービス業の真髄は、プラスαのサービスを提供できるかどうかだと思っている。(※ここではリハビリテーションはサービス業ではないという苦情は受け付けない)

 そしてプラスαのサービスとは、クライアントにとっての役立つ情報提供であることが大半なのだ。

 例えば孫にプレゼントを送りたいという希望を持っているクライアントに孫世代が欲しい何かを教えてあげることも情報提供だ。

 〇〇が不便とか、〇〇できたら嬉しいとかというクライアントの願望に対して情報提供という形で貢献することこそ、サービス業の真髄だ。

 だから、幅広い情報が必要になるのである。

情報を幅広く集めるためには…

 いくつかあると思うがボクが実践する情報収集法をご紹介したいと思う。

興味のない情報にも一通り目を通す

 これが意外と難しい。人は自分に興味のある事以外に視線を向けることが苦手な生き物である。

 新聞はテレビ欄とスポーツ欄だけって方も少なくないのではないだろうか。

 ボクは1日に1紙、ないしは2紙隅々まで読むという課題を自分に課している。

 そして、当然まったくわけがわからない記事に出くわす。そこを調べるという小学生の宿題のようなことを行っているのだ。今はインターネットがあるから便利である。昔だったら図書館通いをしなければいけないところが、今は自宅でも電車の中でも調べられる。

 この便利さを充分に活用して頂きたい。

興味の湧く他分野の情報をキャッチする

 ボクが今興味深く情報収集しているのが、『国防』に関する情報である。小説やら、実際に起こった事件、昔の担当者の手記などなど色々読み漁っている。とても面白い。

 この興味が湧く他分野の情報ってのには特徴があると思う。

 それは、自身の専門分野における目標と抽象度を上げたら共通するということだ。

 ボクの場合、予防という業界を理学療法士・作業療法士により活性化され、予算を切迫している医療費を削減すること、更にはそれによって国が繁栄することを目標にしている。

 つまり、『国を守る』という抽象度の高い次元においては、ボクがやっていることも、国防関連で働く方々も一致しているのだ。

 他分野に興味の持てることがないという理学療法士・作業療法士マニアの方は是非、自分が目標としている事と共通の目標を持っている分野の情報を見てみると意外に興味をそそられるタイトルとであることができる!かも…。

まとめ

 理学療法・作業療法は人と人の関わりの中で、治療効果を上げていく仕事である。つまり、その時点でサービス業だ。そこには専門的知識は不可欠である。

 しかし、サービス業においてそれだけではいけない。

 あなたのお気に入りの美容師を選んだ理由はカットやカラーへの技術だけだろうか。あなたの毎回通う歯医者は治療の腕だけで選んだだろうか。

 そう、ファンになる相手は必ず(100%)ボク達にプラスαのサービスを提供している。そして、そのプラスαのサービスは、ほぼ間違いなくコミュニケーション(情報提供)によってなされていることに気付くだろう。

 あなたがいくらクライアントに貢献したいと思っていても専門分野でだけの貢献であればあなたでなくても良いのだ。

 ボクは上記のような方法でクライアントにとって有益だと思える情報をかなり幅広く収集している。だから、ボクの施術時間中会話が途切れることはほとんどない。

 ボクは施術を無意識でしながら、いかにクライアントにとって有益な情報提供を行うかということを意識下で行っている。

 だから、経営が安定しているのだ。技術はもちろん大事だが、それ以上に大切なのはプラスαのサービスである。

 理学療法士・作業療法士もこの視点を持ち、自身の担当者にとって代わりの利かない担当者になっていただきたいと思う。

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